「フリーランスで月40万円稼いだ時の手取りっていくら？」
「フリーランスが払うべき税金の種類ってどんなの？」
「フリーランスで月40万円稼ぐための方法は？」
こんな悩みを抱えていませんか？
この記事では、月収40万円のフリーランスの実際の手取り額や税金を紹介しています。
最後まで読むことで、フリーランスとして月40万円稼いだ際の生活を具体的にイメージできるでしょう。
月収40万円のフリーランスと会社員の手取り額の違いなども参考にして、新しい働き方を目指しましょう。
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- 1 フリーランスが月収40万円のときの手取り額は？
- 2 フリーランスが手取り40万円稼ぐために必要な月収は？
- 3 月収40万円のフリーランスの税金の種類
- 4 フリーランスで月収40万円目指せる職種
- 5 月収40万円のフリーランスの確定申告は青色申告がおすすめ
- 6 フリーランスの月収40万円は会社員と比べてお得？
- 7 フリーランスが月収40万円目指す方法
- 8 フリーランスエージェントは会社員の利用もおすすめ
- 9 月収40万円を目指すフリーランスにおすすめのフリーランスエージェント
- 10 フリーランスは増えている？今後の将来性は？
- 11 月収40万円フリーランスにおすすめのクラウドソーシング
- 12 まとめ｜月収40万円の手取りは33万円！
フリーランスが月収40万円のときの手取り額は？
フリーランスが月収40万円稼いだときの手取り額は、約33万円です。
税額や保険料を見てみましょう。
※東京都在住、30歳、独身（扶養家族なし）、青色申告、経費10万円（月額）
フリーランスの月収40万円は手取り約33万円
フリーランスで月収40万円／手取り33万円のケースで、税金と保険の金額を以下にまとめました。
- 所得税…約8,300円
- 住民税…約17,300円
- 国民健康保険…約25,000円
- 国民年金…約16,600円
月収40万円から差し引かれる金額は、合計約67,200円です。
したがって、月収40万円の手取り額は約33万円になります。
月収40万円を年収にすると480万円になるため、業種によっては個人事業税を課される場合もあります。
関連記事：フリーランスで月収30万円稼ぐ方法！手取り金額や税金・保険料も解説
関連記事：フリーランスの月収50万円の手取りは？税金や保険料・稼ぎ方なども紹介
関連記事：フリーランスで月収80万円の手取り額は？税金の種類も解説
フリーランスが手取り40万円稼ぐために必要な月収は？
フリーランスが手取りで40万円を稼ぐためには、月収約55万円必要です。
各種税金・保険料をシミュレーションしてみましょう。
※29～39歳、独身（扶養家族なし）、青色申告、経費0円
月収55万円で手取り40万円
フリーランスで月額40万円の手取りを残す場合、税金と保険料の合計14万1,400円が必要です。
内訳は以下のとおりです。
- 所得税…約42,600円
- 住民税…約34,000円
- 国民健康保険…約48,200円
- 国民年金…約16,600円
手取り額として月40万円以上にするためには、上記の14万1,400円分を足して約55万円稼がなければなりません。
個人事業税の納付義務がある場合、月収56万円稼げば手取り額40万円になります。
月収40万円のフリーランスの税金の種類
フリーランスが支払う税金や、保険料の種類を紹介します。
さらに、既婚者と独身が納付する税金の違いも見ていきましょう。
フリーランスが支払う税金や保険料の種類は、以下の通りです。
それぞれの概要を、詳しく紹介します。
所得税・住民税
所得税は所得が1,000円以上の場合に課せられる税金です。
所得税の税率は、以下の通りです。
- 1,000円以上…5％
- 195万円以上…10％
- 330万円以上…20％
- 695万円以上…23％
- 900万円以上…33％
- 1,800万円以上…40％
- 4,000万円以上…45％
日本は累進課税制度を採用しているため、所得が上がれば上がるほど課税される額も上がります。
住民税は、住んでいる自治体に納める税金です。
住民税の標準税率は、以下の通りです。
- 区市町村民税…6％
- 道府県民／都民税…4％
住民税は、前年の所得をもとに役所で計算されます。
通知が届くのは、毎年6月です。
個人事業税・消費税
個人事業税と消費税は、条件によって課税される税金です。
それぞれの条件は、以下の通りです。
- 個人事業税…法定業種に該当する事業を営み、事業所得が年間290万円を超えた場合
- 消費税…前々年の年収（売上）が1,000万円を超えた場合
上記に該当する個人事業主は、それぞれの税金を納付しなければなりません。
個人事業税は3～5％、消費税は売上と仕入れに含まれる消費税を足し引きして算出する必要があります。
国民健康保険・国民年金
国民健康保険は、前年の所得に応じて保険料が決まります。
さらに自治体によって保険料率の適用が異なるため、住んでいる自治体のホームページなどを確認する必要があります。
フリーランスが加入する国民健康保険は、各種手当などがつかず全額自己負担です。
これは、自治体に関わらず全国の共通事項となっています。
国民年金は、年によって多少の金額差はありますが所得に関わらず一律の金額です。
既婚と独身による税金の違い
既婚者でも独身でも、納付する税金の税率や保険料率は変わりません。
異なるのは、利用できる控除、健康保険と年金の加入者数による料金です。
その違いを、以下にまとめました。
- 控除…既婚者は配偶者控除を利用できるため、課税対象の所得が38万円少なくなる
- 国民健康保険料…国民健康保健は扶養制度がないため、加入者の人数分の保険料となる
- 国民年金保険料…同じく扶養制度がないため、加入者の人数分の保険料となる
上記をふまえて、年収700万円の既婚者フリーランスの手取りを計算すると、約540万円になります。
独身フリーランスの手取り額よりも、やや少なくなることがわかります。
フリーランスで月収40万円目指せる職種
フリーランスで月収40万円を目指せる職種は、以下の3つです。
仕事内容や特徴を詳しくお伝えします。
月収40万円におすすめ①WEBデザイナー
WEBデザイナーは、WEBコンテンツやWEBページのデザインやコーティングをする仕事です。
クライアントから具体的な依頼を受けることもあれば、ヒアリングを重ねた上で企画を提案することもあります。
企画からコーティングまですべて請け負うデザイナーは、報酬も高くなります。
デザインセンスはもちろんのこと、グラフィックソフトのスキルやコーティングのスキルも重要です。
月収40万円におすすめ②プログラマーなどIT職
プログラマーやエンジニアなど、IT関連の仕事は報酬が高く需要も多い傾向にあります。
高年収を狙うなら、実装担当のプログラマーよりも開発に関わるエンジニアがおすすめです。
フリーランスエンジニアとして年収800万～1,000万円ほど稼いでいる人もおり、将来性も高い職種です。
スキルと実務経験があれば、月収40万円は問題なく稼げるでしょう。
月収40万円におすすめ③WEBディレクター
月収40万円を稼げる職種として、WEBコンテンツの監督的立場であるWEBディレクターがあげられます。
ディレクターは上流工程に関わる仕事であるため、報酬が高いという特徴があります。
プロジェクトのすべてを監督するポジションなので、WEBに関する豊富な知識と経験は欠かせません。
マネジメント能力やコミュニケーション能力も求められる職種です。
月収40万円のフリーランスの確定申告は青色申告がおすすめ
フリーランスの節税対策に欠かせない青色申告について説明します。
主なポイントは、以下の3つです。
青色申告は65万円の控除が受けられる
青色申告で確定申告をすると、最大65万円の控除を受けることができます。
e-Taxによる電子申告と電子帳簿保存が条件となり、該当しない場合の控除額は55万円になります。
そのほか、青色申告のメリットは以下の4つです。
- 赤字を3年間繰り越せる
- 減価償却の特例がある
- 家族への給与を経費計上できる
- 貸倒引当金を経費計上できる
青色申告は、フリーランスにとって欠かせない制度といっても過言ではありません。
基礎控除38万円を差し引いた所得が103万円以上になるフリーランスは、必ず青色申告を選びましょう。
税務署への申請手続きを忘れずに
青色申告で確定申告をおこなうためには、管轄税務署に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。
個人事業主として開業届を出さなければ、申請書を提出することはできません。
これから開業届を出す予定のフリーランスは、開業届と申請書をまとめて提出しましょう。
すでに開業届を出している人は、青色申告をしたい年の3月15日が提出期限です。
複式簿記は会計ソフトを使うと便利
青色申告の記帳は複式簿記でおこなわなければならず、貸借対照表と損益計算書が必要です。
簡易記帳で確定申告をした場合は、控除額が10万円になってしまいます。
しかし、複式簿記による記帳は時間がかかるため、会計ソフトにまかせるのがおすすめです。
青色申告の確定申告書類を自動的に作成してくれる会計ソフトを使うと、経理事務に手間がかかりません。
フリーランスの月収40万円は会社員と比べてお得？
フリーランスと会社員では、月収から差し引かれる税金や保険料が異なります。
手取り額や年齢における差を、比較してみました。
※東京都、独身（扶養家族なし）
月収40万のサラリーマンの手取り額は約31万円
月収40万円の会社員の手取り額は、約31万円です。
税金や保険の内訳は以下のとおりです。
- 所得税…10,500円
- 住民税…19,250円
- 社会保険料…約56,900円
給与から天引きされるのは、上記の約86,650円です。
残りの約31万円が手取りとして残ります。
ただし、社会保険料に含まれる健康保険・厚生年金・雇用保険はフリーランスよりも優遇されています。
必ずしもフリーランスのほうにメリットがあるとはいえません。
40歳未満であればフリーランスの方が年収が高い
月収40万円／年収480万円という数字を基準にした場合、40歳未満であればフリーランスのほうが年収が高くなります。
会社員の、2021年世代別平均年収は以下のとおりです。
- 20代…341万円
- 30代… 437万円
- 40代…502万円
これは、20～30代で月収40万円稼ぐフリーランスなら、同年代の会社員よりも高い年収になるということです。
フリーランスとしてキャリアを積み、ステップアップすることで40代以降の年収にも期待ができるでしょう。
フリーランスが月収40万円目指す方法
フリーランスが月収40万円を目指す方法には、以下の5つがあります。
順番に見ていきましょう。
月収40万円のコツ①スキルアップする
スキルをみがくことで受注できる仕事の単価が上がり、月収40万円を目指せるようになります。
1件あたりの単価が安いと、その分仕事量を増やさなければ収入は上がりません。
スキルアップすれば好条件の案件を獲得することができ、収入増につながります。
月収40万円のコツ②単価交渉する
月収40万円を目指すなら、単価の交渉は大事です。
スキルや実績をアピールし、どの値段でどんな仕事ができるのかを伝えてみましょう。
また、作業レベルと報酬のバランスが合わず、コスパが悪いと感じたときも単価交渉してみるのがおすすめです。
月収40万円のコツ③コンスタントに発注してくれるクライアントを得る
フリーランスにとって、コンスタントに仕事をくれるクライアントは重要な存在です。
仕事が途切れず、1カ月の収入をある程度予測できるからです。
月収40万円を稼ぐためには、つねに仕事がある状態にしなければなりません。
安定して仕事を発注してくれるクライアントをつかみ、よい関係を築いていきましょう。
月収40万円のコツ④営業力を強化する
営業力を身につけ、より多くの案件や好条件の案件を獲得できるようになると、収入がアップします。
フリーランスは自ら営業をして仕事を取らなければなりません。
営業力があると、単価の高い仕事を受注できるだけではなく、質のよい仕事をくれるクライアントを見極められるようになります。
フリーランスエージェントを利用する
フリーランスエージェントを利用することで、仕事探しの時間を省略できます。
フリーランスエージェントは、担当エージェントが利用者に合った案件を紹介してくれる仕組みだからです。
仕事を探す手間がなくなれば、依頼された仕事だけに集中し、1カ月の収入が増えていくでしょう。
右横にスライドで詳細確認できます。通常、2〜3社登録することでより多くの案件を探せます（複数登録OK）
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その理由を、2つにわけてお伝えします。
クラウドソーシングの活発化で増加傾向
フリーランスが増えている理由のひとつに、クラウドソーシングサービスの活発化があげられます。
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いつでもどこでも好きなペースで働けるフリーランスという働き方は、今後ますます増えていくでしょう。
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フリーランスで月収40万円稼いだときの手取りは33万円です。
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