引っ越しで冷蔵庫の電源はいつ抜く?中身の処分と霜取り方法

引っ越しの準備をしていく中で、最も運搬に気をつけないといけない家電製品が「冷蔵庫」です。

近年、ファミリー向け冷蔵庫の一般的な購入金額は平均130,000円台と言われています。

そんな高級家電である冷蔵庫が、引っ越しの準備を怠ることで故障して使い物にならなくなってしまっては大損害です。

例えば「事前に電源を抜いておく」「冷蔵庫を横に傾けてはいけない」など注意点を聞いたことはありませんか?

いざ引越ししようとした時に具体的な方法が分からない方へ、冷蔵庫の正しい電源の抜き方、霜取り方法などを解説します。

目次

前日までに電源を抜いて霜取り、水抜きをしよう

冷蔵庫の電源をいつ抜くかについてですが、結論から言うと「引っ越しの前日まで」に抜いておきましょう。

霜の量や外気温によって氷が溶ける時間が異なりますが、夏は12時間・冬は24時間前までを目安に電源を抜いて霜抜きをするようにしてください。

具体的な方法は「電源を前日までに抜いて、冷蔵庫の裏側底にある蒸発皿に溜まった水を捨てる」だけです。

冷蔵庫内の水分を完全に冷蔵庫から排除して、蒸発皿や庫内の水滴を除去すれば準備完了となります。

※製品によっては自動霜取機能がある冷蔵庫もあるので、説明書を確認しましょう。

引っ越し作業中に冷蔵庫が壊れる理由

上記の作業をしておかないと、冷蔵庫が故障する危険があります。

運搬時に水分が残っていると、冷蔵庫の水分が電気回路に漏れて故障の原因になるからです。

また、本体を横置きにすることも絶対にしてはいけません。

最悪の場合、液体が漏れてコンプレッサーや冷媒ガス装置が壊れる可能性があります。

空の状態で掃除をしておくと便利!

次に冷蔵庫の掃除についてですが、引っ越しは中々掃除する機会がない冷蔵庫を掃除するチャンスでもあります。

掃除をスムーズに進める為に、前日に電源を切る前は冷蔵庫内は空にしておくようにしましょう。

掃除方法として、冷蔵庫の内部は布に薄めた食器用洗剤を付けて汚れを拭き取っていきます。

冷蔵庫の外側も同様ですが、取手の手垢や油汚れ、シールの貼り跡など落ちにくい汚れがあれば住居用の洗剤を使うのがおすすめです。

最後に消毒用アルコールで消毒殺菌をして仕上げましょう。

アクリルやポリスチレン素材部分は曇りの原因になるので、アルコールの使用を控えましょう。

冷蔵庫の中身は計画的に消費しよう

引っ越しの際、冷蔵庫の中身の処理についてお悩みの方も多いかと思います。

基本的には、電源を抜くまでに庫内の食材は食べきるのが理想です。

未開封のドレッシングや調味料など常温で保存できるものを除き、腐りやすい生鮮食品や飲み物は早めに使い切ることが重要です。

とは言え、すべてを上手に消費することは難しいですよね。

そこで、食べきれなかった食材の賢い解決法を解説します。

引っ越し前日までに余ったしまった生鮮食品の対処法

クーラーボックスで冷蔵する

最も簡単なのは、クーラーボックスや発泡スチロールを使って保存する方法です。

クーラーボックスと保冷剤の性能にもよりますが、長くて2~3日は保冷しておくことが可能です。

身近な物でできる方法ですが、容量の問題があるので保存できる物は限られています。

また発泡スチロールや氷で保存する場合は数時間しか保存できない場合もあり、フタをガムテープで密閉するといった工夫が必要になります

クール便を利用する

余った食材を全て新居に持っていきたいという方には、クール便が便利です。

クール便は、冷蔵・冷凍に分けて運ぶことが可能で、日付指定もできるので安心です。

しかし1,000円~3,000円程度の費用がかかり、荷物の量や新居が離島の場合は高額になるので、事前に調べてから配送することをオススメします。

種類によっては運搬を断られるケースも

どうしても処理しきれなかった食品については、引っ越し当日までに捨ててしまうようにしましょう。

夏場は特に運搬時のトラック内は非常に高い温度になります。

生鮮食品は腐敗してしまい、食べてしまうと食中毒につながります。

引っ越し業者によっては、調味料といった保存のきくもの以外は輸送自体を断られてしまうので、注意してください。

冷蔵庫の中身につきましては、当社では調味料などの保存のきくもの以外は基本的にお運びできないことになっております。特に夏の時期は短時間でもトラックの中は大変高温になりますので、生ものの輸送はお断りさせていただいております。

食品はできるだけ前日までにご処分いただくか、ご自身でお運びください。

https://www.the0123.com/concierge/faq/detail06.html

新居で設置する際の注意点

引っ越し当日に困らないように、あらかじめ新居で冷蔵庫の設置場所を確認しておくことも重要な作業のひとつです。

冷蔵庫と設置場所のサイズが合っているかの採寸や、電源位置は必ず確認しておきましょう。

冷蔵庫は熱い場所に置くと余計なエネルギーを消費してしまい、電気代が上がる原因になります。

設置場所はガスコンロやトースターなどの近くは避け、熱気が少なく風通しの良い場所に設置するようにしましょう。

周囲の壁を撮影しトラブル予防

引っ越しでは、運搬時に家具や壁に傷ができる事故がよくあります。

特に冷蔵庫や洗濯機は重量があり、予期せずぶつけることが多いです。

引っ越し業者とのトラブルを避ける為にも、周囲の壁に傷がないかチェックして撮影をしておきましょう。

そうすることで、万が一事故が起こった際にも元々あった傷なのか、引っ越しの際に業者の作業によって付いた傷なのかを証明できます。

こうした場合でもスムーズに対処・交渉できるように「事前に壁を写真撮影をして準備しておくことが大切」です。

冷蔵庫の電源を入れるのは1時間まってから

新居に冷蔵庫を設置後、すぐに電源を入れてはいけません。

冷蔵庫を運搬する際の振動で冷却装置内部のオイルに偏りが生じ、不安定な状態のまま電源を入れてしまうと故障の原因になります。

冷蔵庫を設置したら1時間ほど時間を置いてから電源を入れましょう。


※メーカーによっては設置後すぐに電源を入れてもよい製品もあるので、取扱説明書も確認しておきましょう。

冷蔵庫に関するよくある質問

冷蔵庫1つで引っ越し料金はいくら変わる?

冷蔵庫本体のみの運搬料金は7,000円~17,000円程度が相場となります。

もし自身で冷蔵庫を運ぶ際には、上記の金額を考慮してディスカウントの交渉をして料金を安く抑える方法もあります。

単身引越しパックで運ぶことはできる?

格安料金が魅力の「単身引越しパック」を使う場合、基本的には各引っ越し業者ごとに専用の「コンテナボックス」が用意されています。

そのコンテナボックスに入らない家具・家電は運ぶことができないので、冷蔵庫が運べるかどうかは他の荷物の量との兼ね合いということになります。

例えばクロネコヤマトのコンテナボックスの場合、幅104cmx奥行き104cmx高さ170cmという大きさになるので、この中に冷蔵庫や他の荷物が載るかどうかということになります。

会社によってボックスの大きさは違うので、詳しく知りたい人は「引っ越し単身パックが安いのは?」の記事を確認して下さい。

自力で冷蔵庫を運ぶことはできる?

単身者用の冷蔵庫であれば自身で運ぶことも可能です。

ただ移動中に転倒する危険やぶつけて破損することもあるので、引っ越し業者にまとめて運んでもらうのが一般的です。

どうしても自身で運ばなければならない事情がある場合は、段ボールや毛布といった物で覆って破損や故障を防ぎましょう。

また、述の通り冷蔵庫は横にしてはいけませんので、トラックを借りて2人以上で運ぶ必要があります。

トラックのレンタル料金はおよそ5,000円前後かかりますので、金額的に見ても引っ越し業者に任せるのが無難だと思います。

古い冷蔵庫を処分、廃棄する方法は?

新居に移るタイミングで新しい冷蔵庫を購入された場合、元の冷蔵庫を処分する必要があります。

冷蔵庫は家電リサイクル法で定められている家電のひとつで、お住まいの自治体や冷蔵庫の容量(リットル数)によって費用がかかります。

廃棄するために必要なリサイクル料は3,000円~5,000円あたりが目安です。

一方、価値の高い冷蔵庫であればリサイクルショップで買取してもらうことも可能です。また、今は掲示板やオークションサイトで欲しい人に譲ることもできます。

冷蔵庫の処分方法を大きく3つに分けて紹介します。

リサイクルショップに引き取ってもらう

まずは近くの家具を買取しているリサイクルショップへ連絡を取り、お持ちの冷蔵庫がいくらで売れるか査定をしてもらいましょう。

この時、冷蔵庫のメーカー名と型番を伝えるとより正確な金額を教えてもらえます。

基本的には出張買取で来てもらうようにしましょう。

この場合、悪質な業者だと事前に聞いていない費用が発生するケースがあります。

利用する前によく確認をして利用するようにしましょう。

ジモティーやメルカリなどを利用する

リサイクルショップに買取できないと言われた場合や、高値で売れそうな物がある場合は、ジモティーやメルカリなどを利用して自力で売るのも手です。

家電なら数千円から数万円ほどの値がつくこともありますし、買取が難しいようなものでもジモティーなら無料で引き取り手が見つかるかもしれません。

この場合も引き取りに来てもらえる方を選ぶと運送の手間が省けます。

ゴミとして廃棄する

どうしても引き取り手が見つからない場合は、粗大ゴミとして費用を払って廃棄するしかありません。

住んでいる地域の市町村に問い合わせて、廃棄場所等を確認しましょう。

粗大ゴミの回収は混んでいる時期だと1ヶ月以上先になることもあるので、できるだけ早めに申し込みしておかないと、引っ越し日までに間に合わない可能性があるので注意しましょう。

まとめ

引っ越しの際の冷蔵庫の取り扱いについて、注意点をまとめて解説しました。

冷蔵庫があるかないかで、引っ越し料金もかなり変わってきますので、もし買い替えを検討しているのであれば引っ越しは良いタイミングとも言えます。

引っ越し業者に見積もりを依頼する際に、「冷蔵庫だけでいくらかかるのか?」を確認して、買い替えるかどうか検討してみるのがおすすめです。

冷蔵庫は家電の中でも洗濯機と並んで高額なものなので、引っ越し時に壊れたりすることがないよう、慎重に準備をしておきましょう。

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