5G RedCapは、
3GPP Rel.17で導入された
5G機能縮小規格です


5G RedCapの位置づけ

5G RedCapは、フルスペックの5Gデバイス
「高速大容量(eMBB)※」と
超低消費電力のNB-IoTとの中間に位置します。 
※ eMBB:enhanced Mobile Broadband

5G RedCapの主な活用例と
関連するプレイヤー

5G RedCap

LTE Cat.4、通常の5G、
5G RedCapとの比較

5G RedCapは、規格の軽量化によって
通常の5G「高速大容量(eMBB)」と比べ、
小型・低消費電力・シンプルなアンテナ構成であるため、
IoTや産業向けに最適です。

5G RedCapは、
アンテナの小型化により
低コスト・省電力を実現し、
IoTデバイスへの適用が容易な点が
大きなメリットです!

IoT分野での進化と活用事例

LTE→5G RedCapで進化!

スマート工場・倉庫DX

スマート工場・倉庫DX

•より多くのIoTデバイスを接続し、工場全体のリアルタイム監視が可能に
•AGV(自動搬送ロボット)との連携強化で物流の自動化を推進
•低コストで安定した通信により、倉庫のネットワーク環境構築が容易

スマートシティ

スマートシティ

•スマートデリバリーやスマート信号機などを5G通信でより効率的に管理
•遠隔監視カメラの低遅延化でAIと連携し、防犯強化
•低消費電力でIoT機器のバッテリー寿命が向上し、メンテナンス効率アップ

ヘルスケア・ウェアラブル

ヘルスケア・ウェアラブル

•ウェアラブル端末の低遅延化でリアルタイムな生体情報取得が可能に
•スマートウォッチや医療機器の消費電力を抑え、長時間運用が可能
•ネットワークスライシングで遠隔診療の安定性向上で医療のDXが加速

5G RedCapの普及と今後の展望

ABIリサーチによれば、5G RedCap(Reduced Capability)対応のIoTモジュールの全世界出荷数は、2024年から2029年にかけて累計で8,000万台に達すると予測されております。
(出典:ABI research「80 Million RedCap IoT Module Shipments Forecast by 2029, of Which 71% Will be eRedCap」https://www.abiresearch.com/press/80-million-redcap-iot-module-shipments-forecast-by-2029-of-which-71-will-be-eredcap
国内においても、2026年に国内の3Gサービス終了後、IoT向け通信はLTEから5G RedCapへの移行が加速します。さらに、今後MVNOによる5G SA(スタンドアローン)サービスも開始され、高速通信を必要としないIoTは5G RedCapが主流になると予測されています。

5G RedCap デバイス 全世界ボリュームの予測

(出典:Ceva Inc「5G Evolution, the road to realizing the full extent of 5G Technology Revolution」(最終閲覧日:2025年1月21日)
https://www.ceva-ip.com/blog/5g-evolution-the-road-to-realizing-the-full-extent-of-5g-technology-revolution/

5G RedCapは、低コストで、
より多くのIoTデバイスを接続可能な
次世代技術!

現在開発中の
L5G RedCap USBドングルについて

現在開発を進めている
5G RedCap対応USBドングルは、
LTE 4Gと5Gの“すき間”を
埋めるべく開発された
新たなカテゴリの5G通信規格に対応する製品です。

産業用センサー/ウェアラブル機器/監視装置/その他IoT機器

5G RedCap USBドングル利用シーン

ネクスでは2014 年から3G/LTEに対応した通信機器(UX312NC、UX302NC/UX302NC-R)を提供し、モバイルコンピューティング及びM2M/IoT サービスで累計約60万台以上ご利用いただいています。今後5Gへの移行及び、活発化するAIサービスへの対応などIoT 分野での新たな需要に適した製品となります。