大学中退者だと就職できない?辞めて働くことはできるの?

大学中退者だと就職できない?辞めて働くことはできるの?

「大学を中退すると就職は厳しくなる?」

「大学中退と大卒でどれぐらい待遇が変わる?」

「大学中退者の自分でも就職できる方法はあるの?」

上記の不安を感じていませんか?

この記事では、大学中退をした学生でも就職を成功させる具体的な方法や、おすすめの就職先や進路について解説します。

最後まで読むことで、大学を中退したことによる将来の不安が減り、進むべき進路や就活方法も見つかるでしょう。

大学中退で進路に悩んでいる人は、大学中退者に合わせた就活方法を参考にして、就職先を見つけましょう。

この記事の監修および編集協力者
2023年顧客満足度No.1


マイナビエージェント」は、20代〜30代の転職に人気が高く、高い転職決定率を誇っている転職エージェントです。

20代(第二新卒)や30代の転職に詳しい専門コンサルタントが、求人探しや履歴書、職務経歴書作成のサポート、面接対策、面接日の調整や年収交渉まですべて無料で丁寧にサポートしてくれるため、面倒なやり取りをしなくても今の仕事をしながら転職が実現できます。
  • 営業、IT、金融、メーカーに強い
  • 応募書類の添削で選考率UP
  • 面接対策も実施可

1分で
登録
すぐに
無料登録する

リンク先: https://mynavi-agent.jp/

20代〜30代の転職に強み
テレワーク・フレックスも掲載


※マイナビのプロモーションを含みます。

大学中退者の就職に関係する気になる3つのデータ

大学中退者の就職に関係する気になる3つのデータ

大学中退者は、中退後の就職に不安を感じているでしょう。

そこで、中退後の就職率や、気になる以下の3つのデータを紹介します。

  1. 大学中退者の就職率は?
  2. 大学中退と高卒はどちらが上?
  3. 大学中退何年が多い?

大学中退者の就職率は?

労働政策研究・研修機構の「大学中退者の就労と意識に関する調査」によると、大学中退者の就職率は、33.9%です。

以下が、詳しいデータです。

  • 正社員の割合:33.9%
  • 非正規雇用の割合:45.7%
  • 就労形態不明の割合:6.5%

上記のように約66%の中退者は、正社員への就職ができておらず、厳しい結果になりました。

ちなみに、同サイトのデータによると「大学・大学院卒」の就職率が69.1%でした。

大卒の学生と比べると就職率が半分以下となっており「大学中退者の就職が厳しい」といわれる結果を反映しています。

大学中退と高卒はどちらが上?

労働政策研究・研修機構の「大学中退者の就労と意識に関する調査」のデータをもとに「大学中退」と「高卒」の就職率を比較した結果、就職率は高卒のほうが高くなりました。

以下が、高卒と大学中退者の就職率です。

  • 高卒の就職率:62.4%
  • 大学中退者の就職率:33.9%

就職率だけでみると、高卒との差は大きいです。

しかし、高卒より大学中退者のほうが就職に不利かといわれると、場合によっては有利になる可能性もあります。

難関大学の中退者であれば、難関大学の試験に合格した過程を評価してくれる企業もあるからです。

しかし、大学中退は多くの場合「途中で投げ出した人」と評価され、高卒と就職率の差が開いています。

大学中退何年が多い?

大学中退が多い学年は、男女で差があります。

男性の場合は大学4年生が32.9%と、割合が高くなります。

一方、女性は大学2年生が37.1%で最多の割合です。

労働政策研究・研修機構の「大学中退者の就労と意識に関する調査」のデータ結果は、以下のとおりです。

【男性の学年別中退者の割合】

  • 大学1年生:12.3%
  • 大学2年生:28.4%
  • 大学3年生:26.4%
  • 大学4年生:32.9%

【女性の学年別中退者の割合】

  • 大学1年生:27.5%
  • 大学2年生:37.1%
  • 大学3年生:17.9%
  • 大学4年生:17.5%

女性は大学1年〜2年の早期で退学を決める人が多く、男性は大学2年以降に退学する割合が多い結果となりました。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

【やばい末路】大学中退者の就職が厳しい3つの理由

【やばい末路】大学中退者の就職が厳しい3つの理由

大学を中退すると、大卒と比べ就職が厳しくなります。

就職が難しくなるのは、以下の3つの理由があるからです。

  1. 大学向けの求人への応募ができなくなるから
  2. 大学中退したことで「途中で逃げ出す人」と思われるから
  3. 中退後になにもしないと空白期間ができてしまうから

大学向けの求人への応募ができなくなるから

大学を中退すると、大学向けの求人に応募できなくなります。

当然、求人の選択肢は少なくなり、新卒より希望する就職先は選べなくなります。

「大卒以上」と書かれている求人は、応募しても書類選考の時点で落とされる可能性が高いでしょう。

  • 学歴不問
  • 未経験者でも応募可能

大学中退者は、上記のような求人も視野に入れる必要があります。

大卒以上の求人に応募できなくなり、求人の選択肢が少なくなるのも、就職活動を難しくしている原因です。

大学中退したことで「途中で逃げ出す人」と思われるから

大学中退をすることで、企業側にマイナスのイメージを持たれやすいです。

なぜなら、大学を中退すると「途中で逃げ出す人」というレッテルを貼られやすいからです。

採用担当者は、若手の人材を採用するときは、以下を気にして見ています。

  • 仕事を長く続けていけそうか
  • 責任感をもって仕事をおこなえそうか
  • 任された仕事をやり切れそうか

若手の人材は、即戦力ではないので、時間をかけて教育が必要です。

「途中で逃げ出す人」は、時間をかけて教育しても無駄になる可能性が高いと企業側も判断します。

そのため、大学中退者は「時間コストをかけずらい人材」と判断されるため、就職が厳しくなるでしょう。

中退後になにもしないと空白期間ができてしまうから

大学を中退して空白期間ができると、さらに就職活動が厳しくなるため注意してください。

企業側としては、履歴書に空白期間があるのは、1番不安に感じるポイントです。

さらに、空白期間に目的もなくアルバイトしていたり、遊んだりしていると、より就職活動が難しくなります。

もし、空白期間を作るとしたら、以下の理由であれば問題ないでしょう。

  • 資格取得の勉強をしていた
  • 職業訓練に通っていた
  • 留学して語学を学んでいた

このように、就職する目的のために空白期間ができるのは、問題ありません。

しかし、大学中退をして、さらに空白期間を作るのは、就職の難易度を高めるだけなので、中退後はハローワークなどで早めの就職活動をおこないましょう。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

大学中退をしてよかったと思える人の3つの特徴

大学を中退することは、絶対にいけないことではありません。

中退する目的や目標が定まっていれば、後悔する可能性は低いです。

そこで、大学を中退しても後悔しない人の、以下の3つの特徴について解説します。

  1. 大学中退してその後のやりたいことが決まっていた人
  2. 新しい資格やスキルを身に付けられた人
  3. 10代で大学中退をした経験を就職後の糧にしている人

大学中退してその後のやりたいことが決まっていた人

大学を中退しても、やりたいことが明確にある人なら、中退しても後悔しないです。

なぜなら、やりたいことのために、すでに行動している人が多く、次の進路が明確な場合が多いからです。

  • 海外留学をして海外で働きたい
  • 今の大学とは関係のない専門職を目指すと決めた
  • 夢を目指すことに集中したい

上記のような理由であれば、中退は仕方のない選択でしょう。

新しい資格やスキルを身に付けられた人

大学中退後に、新しいスキルや資格を取得できた人も、中退を後悔しずらいです。

大学を中退して、1番不安に感じるポイントは、資格やスキルが何もない状態になることです。

しかし、資格やスキルを身に付ければ、大学中退のデメリットを減らせます。

  • スクールに通いプログラミングスキルを身に付けた
  • 英語を学び仕事でも使えるレベルになった
  • 公務員試験に合格して公務員として働けるようになった
  • 介護士の資格を取り介護職へ就職した

このように、大学中退後でも取得できるスキルや資格はたくさんあります。

大学中退に危機感を感じて、すぐにスキルや資格を取得した人は、後悔しずらいでしょう。

10代で大学中退をした経験を就職後の糧にしている人

大学中退の経験を前向きにとらえて、教訓として生かせている人も後悔しずらい人です。

なぜなら、大学中退を教訓として活かしている人は、大学中退のメリットに目を向けて行動できている人だからです。

大学中退は考え方次第では、就職後の糧にできます。

  • ほかの学生よりも早く社会経験ができる
  • 新しいことをはじめられる
  • 大学では学べなかった分野にチャレンジできる

このように、大学中退を教訓にして、就職後に生かせている人は後悔しずらいでしょう。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

大学中退と大卒の就職後の待遇面の違いを3つの視点で解説

大学中退者と大卒では、給料と年収や待遇面でどれぐらい差があるか気になるでしょう。

そこで、大学中退者と大卒の就職後の待遇面や給料の違いを示す、以下の3つのデータを紹介します。

  1. 【男女別】大卒と大学中退の就職後の給料の違い
  2. 大学中退と大卒の最終学歴の違い
  3. 大学中退と大卒の就職率の違い

【男女別】大卒と大学中退の就職後の給料の違い

大学中退者は、大卒と比べると給料は低くなります。

以下は、厚生労働省が令和3年におこなった調査データで、大学中退者と大卒の平均給料です。

令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況について紹介しています。…

【男女別の大卒の平均給料】

  • 男性:39万円
  • 女性:29万円

【男女別の高卒の平均給料】

  • 男性:29万円
  • 女性:22万円

大学中退者は、最終学歴が「高卒扱い」になるため、高卒の給料が平均となります。

結果は「大卒」と「大学中退者」では、最大で10万円の給料差があることがわかりました。

給料面では「大卒」と「大学中退者」では、大きな差があるのは事実でしょう。

大学中退と大卒の最終学歴の違い

大卒と大学中退では、最終学歴にも差が出ます。

大学中退者の最終学歴は「高卒」となり、大卒扱いにはなりません。

  • 大学1年生で中退をした人
  • 大学4年生まで通い中退した人

上記の学生はどちらも「高卒」となります。

大学に通った年数にかかわらず「高卒」になるため、大卒とは中退した時点で最終学歴に差ができてしまいます。

大学中退と大卒の就職率の違い

大学中退者と大卒では、正社員の就職率にも大きな違いがあります。

労働政策研究・研修機構の「大学中退者の就労と意識に関する調査」のデータ結果によると、大学中退者は、大卒の半分以下の就職率です。

  • 大卒の就職率:69.1%
  • 大学中退者の就職率:33.9%

大学中退者は、応募できる求人も「高卒」に限られており、就職率に反映される結果となりました。

さらに、大学中退を企業側もマイナスに捉えていることが、結果からわかるでしょう。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

大学中退者が就職を成功させるための8つのポイント

大学を中退すると、就職活動が難しくなるのは事実です。

しかし、大学中退者でも就職方法を工夫すれば、問題なく就職できます。

そこで、大学を中退した人でも、就職を成功させるための具体的な以下の8つのポイントについて解説します。

  1. 空白期間を作らずに就活をはじめる
  2. 10代や20代が多い業界を選ぶ
  3. 前向きな大学中退の理由を伝える
  4. 大学中退に合わせた履歴書の書き方をする
  5. 資格取得やスキルを身に付ける
  6. 面接で大学中退の理由を伝えられるように考えておく
  7. 大学中退者に特化したエージェントを活用する
  8. 中途採用の求人を探す

空白期間を作らずに就活をはじめる

大学中退者は、空白期間が長くなるほど就職活動が厳しくなります。

なぜなら、中退の時点で初めからマイナスイメージがあり、空白期間を作るとさらにイメージを悪化させてしまうからです。

そのため、イメージの悪化を少しでも減らすためにも、大学中退後はすぐに就職活動をはじめましょう。

空白期間を作らずにすぐに就職をはじめると、以下のメリットがあります。

  • やる気をアピールしやすい
  • 大学中退の理由を説明しやすい

すぐに就活をはじめるほうが、空白期間の説明の必要がなく、大学中退の理由を説明しやすいです。

また、やる気のアピールもできるため、大学中退者はすぐに就活をはじめましょう。

10代や20代が多い業界を選ぶ

大学中退者は、10代や20代などの若手を多く必要としている求人を選びましょう。

理由は、若手を求めている職種は、学歴よりも年齢を重視して採用してくれる可能性が高いからです。

若手が多い職種は、以下のような特徴があり、若い人材を求めています。

  • 成長中の業界で人手が常に足りていない
  • 即戦力より将来性を見込んでいる

このように、学歴よりも「成長意欲」や「やる気」を見てくれます。

若手の多い業界は、年齢や志望動機などがアピールポイントになるため、オススメです。

前向きな大学中退の理由を伝える

大学中退者は、就職活動のときに前向きな中退理由を伝えるのも、就活を成功させるポイントです。

「友達と遊んで授業をサボっていたから」など、正直に中退理由を伝える必要はありません。

しかし、嘘の退職理由を伝えるのはおすすめしません。

事実に基づいたうえで、ポジティブに変換して伝えましょう。

  • 勉強についていけなかった⇒ほかに学びたいことが見つかった
  • 人間関関係で中退した⇒自分の強みを活かせる環境を見つけた
  • サボっていて中退した⇒早く社会にでて経験を積みたかった

このように、ネガティブな理由でも言い換えれば、印象は変わります。

中退者が就職を成功させるためには、中退理由をポジティブに言い換えて伝えましょう。

大学中退に合わせた履歴書の書き方をする

大学中退者に合わせた履歴書の書き方をすることで、就職活動の成功率は上がります。

履歴書を書くときに、中退者の人は大卒と同じ書き方ではありません。

大学中退者が履歴書を書くときは、以下のポイントを抑えて書きましょう。

  • 学歴の欄に「中途退学」と記載する
  • ポジティブな理由、やむを得ない中退理由を書く
  • 自分の怠慢による中退理由は記載しない

選考に通りたいからと「中途退学」を隠して、履歴書を書くのは後から必ずバレるため辞めてください。

中退したことは、必ず学歴の欄に記載し「前向きな理由」もしくは「やむを得ない事情」を記載しましょう。

資格取得やスキルを身に付ける

大学中退社は、新しいスキルや資格を身に付けると、就職しやすくなります。

資格やスキルを身に付ければ、前向きな中退理由も伝えられます。

さらに、需要の高い資格やスキルを身に付ければ、就職先も広がります。

  • 基本情報技術者試験
  • 簿記
  • 宅地建物取引士
  • 保育士・介護士

上記の資格は、需要が高いうえに、大学中退者でも十分に取得可能です。

大学中退をしても、需要の高いスキルや資格を取得すれば就職可能でしょう。

面接で大学中退の理由を伝えられるように考えておく

大学中退者が面接時に必ず聞かれる質問が、大学の中退理由です。

企業側も大学中退に対して、ネガティブに捉えているため、細かく聞いてくるでしょう。

しかし、聞いてくることはわかっているため、準備と対策も立てやすいです。

  • 聞かれたときの答えを複数用意しておく
  • 退学理由に対してどう行動したを説明できるようにする

このように、中退理由に対して、複数の回答を用意しておき、いい方を選びましょう。

根拠のある理由を面接官に伝えられれば、大学中退をポジティブに捉えてくれる可能性もあります。

大学中退者に特化したエージェントを活用する

大学中退者は、エージェントの活用がおすすめです。

新卒の就職支援サービスは、大学中退者に特化した内容を用意しているところが多いです。

  • 中退者に合わせた履歴書の添削をしてくれる
  • 中退者専用の面接対策をしてくれる
  • 中退者でも就職できる求人を紹介してくれる
  • いつでもアドバイザーに相談できる

このように、アドバイザーが大学中退者の弱点を全力でサポートしてくれます。

さらに、エージェントはすべて無料で利用できます。

大学中退者は、1人の就活は不安を感じやすいため、エージェントの利用がおすすめです。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

中途採用の求人を探す

大学中退者は、中途採用枠がある求人を探すのがおすすめです。

大学中退者がやりがちなのが、新卒採用の求人を見てしまうことです。

しかし、新卒採用の求人は、書類選考の時点で「中退者」はふるい落とされます。

そのため、新卒向けの求人ではなく、中途採用の求人へ応募しましょう。

  • 書類選考に通る可能性がある
  • 「やる気」や「すぐ働けるか」を重視している

上記のように、中途採用の求人は書類選考にも通りやすいうえ、即戦力を求めています。

学歴以外にアピールができる、中途採用は大学中退者におすすめでしょう。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

就職できないと悩む大学中退者におすすめの5つの就職先

大学中退者は、大卒者に比べ就職活動が難しくなるのは事実です。

しかし、以下の5つの職種であれば、大学中退者でも就職を目指せるでしょう。

  1. 大学中退でも試験に合格すれば就職できる「公務員」
  2. 成果主義で判断される「営業職」
  3. 学歴関係なく働ける「サービス業」
  4. 高齢化で需要が増している「介護職」
  5. 今後さらなる需要の増加が見込める「IT業界」

大学中退でも試験に合格すれば就職できる「公務員」

公務員は、大学中退者でも試験に合格すれば、就職が可能です。

フリーターやニートであっても、試験に合格すれば公務員として内定をもらえます。

事実として人事院の「適用俸給表別、性別、最終学歴別人員」のデータによると、公務員の約31%は最終学歴が高卒の人が働いています。

【公務員の最終学歴別の人員】

最終学歴人数割合
大卒13万8532人54.7%
短大3万5646人14.1%
高卒7万8719人31.1%
中卒235人0.1%
合計25万3132人100%

このように、大卒の54.7%に次いで、高卒の人が多く働いています。

公務員は福利厚生の充実や、倒産リスクの低さなど、大学中退者でも好待遇を望めます。

公務員試験は簡単ではありませんが、目指す価値はあるでしょう。

成果主義で判断される「営業職」

学歴に関係なく、成果で評価される「営業職」は、大学中退者にもおすすです。

営業職は、最終学歴が「高卒」の求人が多く、大学中退者でも応募ができます。

さらに、給料も成果主義のところが多く、大学中退者でも高収入が可能です。

  • 不動営業
  • 保険営業
  • 人材派遣営業

上記の職種は、需要が高く経験を積めば、大学中退者でも貴重な人材になれるでしょう。

学歴関係なく働ける「サービス業」

サービス業界は「未経験者歓迎」の求人が多く、大学中退者でも就職を目指せます。

サービス業界とは、店頭での接客や販売がメインの仕事です。

以下のように、好きな職種を選べるのも、サービス業で働く魅力でしょう。

  • 家電・電化製品のスタッフ
  • アパレル・雑貨店のスタッフ
  • スーパーの在庫管理やレジ打ち

サービス業は、正社員求人以外にもアルバイトや非正規求人も多く、働き方も柔軟に選べます。

人とかかわるのが得意で、家電やアパレル好きの人であれば、向いている仕事でしょう。

高齢化で需要が増している「介護職」

介護業界は、学歴に関係なく就職でき、さらに需要も増加しているため、大学中退者におすすめです。

日本は高齢化が進んでおり、介護業界は深刻な人手不足に悩まされています。

そのため、学歴に関係なく若い人材が求められています。

さらに、介護士は働きながら資格取得を目指せます。

  • 働きながら「介護職員初任者研修」を取得できる
  • 3年以上働けば「介護福祉士」の受験資格が得られる

上記のように、学歴に関係なく知識や経験を積めば、スキルアップが可能です。

経験と資格取得によって評価される介護職は、大学中退者にもおすすめの職種です。

今後さらなる需要の増加が見込める「IT業界」

IT業界は、将来性が高く、需要の増加が見込まれるため、大学中退者におすすめです。

プログラミングを学べば、学歴に関係なく働けます。

  • SE(システムエンジニア)
  • プログラマー
  • Webデザイナー

上記の職種は、スキルを身に付ければ、大学中退者でも就職を目指せます。

ただ、プログラミングは学ぶハードルが高いため、簡単に就職はできません。

プログラミングスクールなどに通い学ぶ意欲がある人には、IT業界はおすすめです。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

大学中退しても就職で不利にならない履歴書の書き方を解説!

大学中退者が1番悩むのが、履歴書の書き方です。

大卒や高卒とは違い、大学中退者の場合は、書き方に以下の3つのポイントがあります。

  1. 履歴書には噓の理由は書かず大学中退の事実は正直に書く
  2. 大学中退歴は学校名、学部、学科の後ろに「中途退学」と記入
  3. 大学中退を悪い印象にしないための記入方法

履歴書には噓の理由は書かず大学中退の事実は正直に書く

大学中退者が履歴書に学歴を書くときは、 大学中退の事実を正直に書く必要があります。

「事実を書くと書類選考で落とされる」と思い嘘を書く人がいますが、学歴詐称になるため、正直に書きましょう。

面接官は採用のプロのため、嘘をついても質問の途中で矛盾点に気づきます。

仮に、嘘をついて面接に合格したとしても、以下のリスクがあります。

  • あとからバレて懲戒免職になる
  • 最悪の場合解雇になる

大学中退の事実は、隠したと思いますが、学歴詐称や解雇リスクを考えると、正直に話すべきでしょう。

大学中退歴は学校名、学部、学科の後ろに「中途退学」と記入

大学中退者は、履歴書の「学歴」の欄の記入をおこなうとき、注意点があります。

以下の記入例のように、学校名、学部、学科の後ろに「中途退学」と記入しましょう。 

学歴
平成〇年3〇〇中学校 卒業
平成〇年4〇〇高等学校 工業科 入学
平成〇年3〇〇高等学校 工業科 卒業
平成〇年4〇〇大学 工学部 〇〇学科 入学
平成〇年10〇〇大学 工学部 〇〇学科 中途退学

「中途退学」が正式な記入方法のため「中退」とは書かないでください。

また、退学は入学や卒業とは違うため、退学した月を正確に記入しましょう。

退学した正確な日付がわからない場合は、大学へ問い合わせれば教えてくれます。

大学中退を悪い印象にしないための記入方法

「中途退学」と履歴書に記載する際に、悪い印象を残さないためにも、理由も記載しましょう。

以下が「中退理由」を履歴書に記載する際の記入例です。

【やむを得ない理由の記入例】

学歴
平成〇年3〇〇中学校 卒業
平成〇年4〇〇高等学校 工業科 入学
平成〇年3〇〇高等学校 工業科 卒業
平成〇年4〇〇大学 工学部 〇〇学科 入学
平成〇年10〇〇大学 工学部 〇〇学科 中途退学(家庭の経済的な事情のため)

【ポジティブな理由の記入例】

学歴
平成〇年3〇〇中学校 卒業
平成〇年4〇〇高等学校 工業科 入学
平成〇年3〇〇高等学校 工業科 卒業
平成〇年4〇〇大学 工学部 〇〇学科 入学
平成〇年10〇〇大学 工学部 〇〇学科 中途退学(イギリス留学のため)

中退理由を記載する際は「勉強についていけないため」「人間関係が理由」といった、ネガティブな理由の場合は、記載しないでください。

あくまでも、印象をよくするために理由を記載するので、マイナスの印象をあたえる理由は控えましょう。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

大卒中退後に就職の面接を成功させる理由別の回答例

大学中退者が面接で必ず聞かれるのが「大学中退の理由」です。

そこで、面接で中退理由を聞かれた際の、以下のパターン別の回答例を紹介します。

精神的な理由で大学中退したときの回答例

以下が、精神的な理由を面接で伝える際の回答例です。

「大学時代は東京の大学で1人暮らしをしており、学業とアルバイトを両立しておりました。学年が進むにつれ課題の量も増え、徹夜で終わらせることもありました。しかし、体に無理が来ていたのか、体調を崩して退学いたしました。現在は体調は万全のため、仕事に支障はありません。大学を退学するほどの体調不良を起こしてしまったのは、自分の管理不足が原因と理解しています。今後は、同じ過ちを繰り返さないように、休日には無理せず体を休めて、仕事に励みたいと思います。しかし、大学を退学してスキルのない状態では、御社への就職は難しいと思い、休養中にプログラミングを勉強しておりました。入社後は、ストレスをため込まないようにオンオフを切り替えて、学んだスキルを御社で活かしていきたいと考えています。」

精神的な理由は、本来であれば伝えるべきではないです。

なぜなら「うつ病」や「統合失調症」などの精神疾患は、休職や退職を繰り返す人が多いため、印象がよくないからです。

しかし、回答例のように「学費や生活費を稼ぐため」などの、やむを得ない理由による体調不良であれば、伝えてもOKでしょう。

学業ふしんが原因で大学中退したときの回答例

以下が、学業不振で大学を中退したときの、面接の回答例です。

「入学した〇〇大学は、私の学力よりレベルが上の大学でしたが、猛勉強の末に合格することができました。入学後はサークル活動やアルバイトに熱中し、充実した大学生活を送っておりましたが、授業内容についていけず、単位を落とし留年してしまいました。家が裕福なわけではなく、金銭面でこれ以上は親に迷惑をかけられないと思い、退学を決めました。今回の失敗を繰り返さないように、退学後に原因と対策をノートにまとめました。退学に至った原因は、周りの学生と自分が同じレベルだと過信していたことです。同じ過ちを繰り返さないための対策は、自分のレベルを確認するため、学んだことを毎日復習し、理解不足があれば、質問をすることです。今回の失敗で学んだ対策は、御社でも必ず活かし、レベルアップに努めたいと考えております。」

学業不振による退学は、伝え方を間違えると「やる気がない」「なまけ癖がある」と思われ、大きなマイナスポイントになります。

印象を落とさないために「失敗理由」とそれに対する「対策」を合わせて伝えましょう。

「対策」を伝えることで「失敗を次に生かせる人材」であることをアピールできます。

学業不振の場合は、具体的な対策も合わせて伝えましょう。

人間関係が原因で大学中退したときの回答例

次に、人間関係が原因で退学した際の面接の回答例です。

「大学時代にフットサルサークルで、友人ともめごとがあり、大学にいけなくなってしまいました。その後、何度か大学に足を運びましたが、友人と同じ学部であるため、顔を合わせるのが気まずくなり、退学を決めました。今回のトラブルで人間関係の難しさと報連相の大切さを学びました。友人とのトラブルは、ちょっとした行き違いが原因です。友人なら理解してくれるだろうという過信からトラブルに繋がりました。友人には、その後謝罪し今は和解しています。御社では、今回のようなコミュニケーション不足のトラブルを起こさないように、こまめな報連相を心掛けていきます。」

人間関係のトラブルは、企業側からしたら印象がよくありません。

  • 会社でも人間関係のトラブルを起こすかも
  • 仕事でもコミュニケーション不足になるかも

上記のように、ネガティブに捉えられるため、自信がない限りは、人間関係による中退は、伝えるべきではないでしょう。

もし、話す場合は、人間関係の問題は解決済みであることを伝えましょう。

\ 大学中退でも使える就活エージェント3選 /今すぐ即日内定をもらう方法を見る

大学中退者の就職や進路などに関するよくある質問

大学を中退した人は、その後の進路に不安を感じている人が多いです。

ネット上にも、進路や大学中退によるコンプレックスに対する質問がよく聞かれます。

そこで、ネット上でもとくに質問されている、以下の5つの疑問にお答えします。

  1. 大学中退の理由は嘘をついてもいい?
  2. 大学を中退しそうだけどどうすればいい?
  3. 大学中退をしたらクズ扱いされる?
  4. 大学中退は逃げになる?
  5. 大学中退したら就職できない?人生終了?

大学中退の理由は嘘をついてもいい?

大学中退の理由で、嘘をつくのは控えるべきです。

なぜなら、退学理由については面接で細かく聞かれるため、嘘がバレる可能性があるからです。

そのため、素直に中退した理由を話しましょう。

しかし「勉強についていけなかった」「ほかにやりたいことが見つかった」などの理由に対して、根拠が不足していると、面接で不利になります。

面接では、中退理由に対する質問が来ることを想定して、回答を複数用意しておきましょう。

大学を中退しそうだけどどうすればいい?

大学を中退しそうということは、まだ中退が決まっていないということでしょう。

よほどの重大な理由がなければ、基本的には大学を中退するべきではないです。

しかし、すでに中退が既定路線であれば、以下の行動に移しましょう。

  • すぐに就活を開始する
  • 資格やスキル取得の勉強する
  • 大学中退者に合わせた面接対策をおこなう

大学中退後は、空白期間を作らないことが重要です。

すでに大学中退を決めているのであれば、就活をはじめましょう。

大学中退をしたらクズ扱いされる?

大学を中退したからといって、クズ扱いはされません。

ネット上で一部そういった書き込みがありますが、気にする必要はないです。

なぜなら、大学中退にはさまざまな事情があるからです。

  • 経済的に苦しくなり退学を迫られた
  • ほかに明確な目的ができて辞める必要があった

上記の理由で辞めた人は、人として問題があったから大学を中退したわけではありません。

事情を素直に話せば、クズ扱いはされないため、安心してください。

大学中退は逃げになる?

大学中退をしたからといって、必ずしも逃げにはならないです。

以下のように、ポジティブな理由や、致し方ない理由で中退する人もいるでしょう。

  • 人間関係で悩んでいた
  • 勉強についていけなかった
  • 経済的な理由
  • 留学するため

ただし「遊びすぎて単位を落としすぎた」のように、怠慢による理由の場合は、逃げだと思われるでしょう。

大学中退したら就職できない?人生終了?

大学を中退したからといって、人生が終わるわけではありません。

大学を中退しても、就職方法はたくさんあります。

  • 既卒や第二新卒専用の転職サイトを利用する
  • 資格やスキルを取得する
  • 学歴が求められない「公務員」や「営業職」「事務職」を目指す

このように、大学を中退しても選択肢は無数にあります。

大学を中退しても、その後の努力によって、いくらでもやり直しができるでしょう。

大学中退でも就活はできるからエージェントを利用しよう!

「なかなか内定を獲得できない…」「とりあえず内定を持っておきたい!」という人は無料のエージェントサービスを利用しましょう。

就活エージェントサービスの基本的な特徴は以下のとおりです。

・自己分析
・ES(エントリシート)の添削
・履歴書の添削
・企業紹介
・面接対策

転職エージェントの仕組み

マイナビエージェント|営業、IT、金融、メーカーの転職ならこれ!


マイナビエージェント
リンク先:https://mynavi-agent.jp/

マイナビエージェント」は、20代〜30代の転職に人気が高く、高い転職決定率を誇っている転職エージェントです。

20代(第二新卒)や30代の転職に詳しい専門コンサルタントが、求人探しや履歴書、職務経歴書作成のサポート、面接日の調整や年収交渉まですべて丁寧にサポートしてくれるため、面倒なやり取りをしなくても今の仕事をしながら転職が実現できます。

面接対策や履歴書などの添削もしてくれる親切なエージェントなので、登録しておいて損はないでしょう。

求人数非公開(2023年12月時点)
強い職種営業、IT、金融、メーカー
特徴・20代〜30代に人気のエージェント
・初めての転職でも安心して利用できる
・業界ごとに詳しいキャリアアドバイザーが在籍
・模擬面接や年収交渉、入社日の調整も対応
・応募書類の添削で選考率UP
あなたが20代〜30代なら「マイナビエージェント」で探している求人が見つけられるはずです。

人気の大手企業からベンチャー企業の求人がたくさん掲載されているので、募集が終わらないように、すぐに無料登録してキャリアアドバイザーに相談しましょう。
  • 20代の満足度No.1
  • 求人数トップクラス
  • 知名度・信頼性◎

完全
無料
60秒で
いますぐ登録

リンク先:https://mynavi-agent.jp/

☆オンライン面談OK
☆年収交渉も代行


※マイナビのプロモーションを含みます。

大学中退者が成功を収めた事例を紹介!

大学を中退した人の中には、その後大きな成功をおさめた人もいます。

最後に、大学を中退した後に大成功をおさめた有名人を紹介します。

スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズは1972年にオレゴン州立大学に入学しました。

しかし、大学での授業に興味が持てず、自分が興味を持つことに時間を費やしたかったため、1学期で中退しました。

また、父親が彼を支援することを拒否したため、大学の授業料を払うことができないという、経済的な理由もありました。

しかし、ジョブズは中退後も独学で多くのことを学び、アップルコンピュータを共同創業し、世界的な成功を収めました。

ビル・ゲイツ

ビル・ゲイツは1973年にハーバード大学に入学しコンピューター科学を学んでいましたが、わずか2年で中退しました。

中退した理由は、パーソナルコンピューターの可能性に気づき、マイクロソフトを共同創業することにしたからです。

彼にとって大学の学位取得よりも、コンピューター産業を発展させることの方がはるかに重要だったということでしょう。

結果的に、ゲイツの決断は成功をもたらし、マイクロソフトは世界的な成功を収めました

彼は教育の重要性を認識しており、教育機関に対して多額の寄付も行っていますが、彼自身は大学卒業資格を持たずに大成功をおさめています。

マーク・ザッカーバーグ

ザッカーバーグは、ハーバード大学在学中にFacebookを創設しました。

当初、Facebookはハーバード大学の学生たちに限定されたプラットフォームでしたが、すぐに他の大学や一般ユーザーにも拡大しました。

ザッカーバーグは大学卒業を重要なことと考えていましたが、彼自身が運営するFacebookが急成長したため、2004年に大学を中退し企業の成長に専念しました。

彼の決断は成功をもたらし、Facebookは現在、世界で最も成功したソーシャルメディア企業の1つとなっています。

これらの成功者たちは、自分の夢とビジョンを追求するために大学を中退し、自分の才能を開花させました。

大学中退は、人生における一時的な挫折に過ぎません

あなた自身が努力を続けることで、素晴らしい成果を生み出すことができるので、自分に自信を持って人生を歩んでいきましょう。

まとめ|大学中退してもその後の行動次第で就職先は必ず見つかる!

今回は大学中退後の就職率や就職活動の方法について、解説しました。

大学中退をすると、就職が難しくなるのは事実ですが、就職できないわけではありません。

その後の努力や行動次第で、理想のキャリアを手に入れることも十分に可能です。

今回のまとめです。

上記を理解して就活を進めれば、大学中退者でも就職できるでしょう。