パワービルダーの人気ランキング!大手のおすすめ建売住宅を一覧で比較

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住宅会社といえば、大手ハウスメーカーや地域密着の工務店を思い浮かべる人も多いと思いますが、「パワービルダー」といわれる住宅会社もあります。

パワービルダーは低価格な分譲住宅(建売住宅)を主に販売しており、建築実績はハウスメーカーと並ぶほどで、戸建て住宅に占めるパワービルダーのシェア率は、年々上昇しています。

そこで今回は、パワービルダーとはどのような住宅会社なのか、メリット・デメリットを解説するとともに、パワービルダーのおすすめランキングを紹介します。

戸建て住宅を検討している人・建売住宅か注文住宅かで迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

パワービルダーとは?坪単価や工務店との違い

パワービルダーとは、土地と建物がセットになっている分譲住宅(建売住宅)を手がける不動産会社で、一般的な価格帯よりも安い価格で販売しているのが特徴です。

年間の建築棟数は1,000〜10,000棟数以上と、大手ハウスメーカーに引けを取らないほど多くの戸建て住宅を建築しています。

中には注文住宅も手がけているパワービルダーもありますが、実績の多くは分譲住宅です。

パワービルダーといえば「飯田グループホールディングス」が有名で、グループ会社の一建設や飯田産業など6社の建築実績を合わせると、年間36,000棟以上にものぼります。

パワービルダーの坪単価は安い

パワービルダーが建てる住宅は、坪単価が安いことで知られています。

一般的な住宅の坪単価が50〜80万円、ハイグレードな住宅なら坪単価100万円を超えるのに対して、パワービルダーの坪単価相場は「40〜60万円」。

ローコスト住宅のハウスメーカーでも坪単価30万円から建てられる会社もありますが、いずれも別途での付帯工事費(建物価格の20%ほど)がかかります。

パワービルダーの坪単価は付帯工事費も込みの価格なので、ハウスメーカーや工務店よりもかなり安いといえるでしょう。

ちなみにハウスメーカーの坪単価が気になる人は、「ハウスメーカー坪単価ランキング」のページもあわせてチェックしてみてください。

坪単価50万円以下のハウスメーカーをランキング形式で紹介しています。中には30万円台というハウスメーカーもあるのでマイホームの予算を抑えたいは必見です。

ハウスメーカーや工務店との違い

住宅会社はパワービルダー以外にも「ハウスメーカー」や「工務店」などがありますが、それぞれどのように違うのでしょうか。代表的な違いを3つ紹介します。

対応可能エリア

ハウスメーカー
パワービルダー
工務店

大手ハウスメーカーは全国展開しているケースが多く、たくさんの営業拠点を構えているのに対して、パワービルダーは基本的に1〜3都道府県ほどのエリアで営業しています。
(一部の大手パワービルダーの場合は、全国展開している会社もあります)

工務店はパワービルダーよりもさらにエリアが限定されていて、地域密着の営業スタイルが特徴です。

間取りやデザインの自由度

ハウスメーカー
パワービルダー
工務店

ハウスメーカーには多くの商品ラインナップがあり、自分好みの住まいが建てられるのが魅力です。

工務店もオーダーメイドの家づくりを行なっているので、住まいに個性を発揮できます。

一方、パワービルダーが建てるのは分譲(建売)住宅がメインなので、間取りやデザインの自由度はとても低いです。

また、同じようなデザインの家が数十棟並ぶ分譲地では、せっかくのマイホームなのに個性を発揮しにくいでしょう。

土地探し

ハウスメーカー
パワービルダー
工務店

全国展開するハウスメーカーの中にも、土地探しから相談できる会社もありますが、地域密着型の工務店と比べると提案力に劣るでしょう。

パワービルダーも土地開発を行なって分譲住宅を建てるので、工務店ほどではなくとも意外と好立地な土地が見つかるケースもあります。

どんな家が建てられるのか?

パワービルダーが建てる戸建て住宅は、床面積30坪ほどの土地付き2階建て住宅が多いです。

凝ったデザインや間取りの住宅は少なく、「1階にLDKや浴室などの水まわり・2階に個室が数部屋」といった、ごく一般的な2階建て住宅となっています。

分譲住宅なので基本的なプランは決まっていますが、大手ハウスメーカーなら内装や床の色が選べるのに対して、パワービルダーはオプションが「非常に少ない」もしくは「ない」のが特徴です。

限られたデザインや間取りの住宅だけを建てるため、一般的な戸建て住宅の工期(約90日)よりも早く、50日ほどで完成します。


ここまで、パワービルダー、ハウスメーカー、工務店の違いについてまとめました。

ちなみにハウスメーカーや工務店でも、家を建てるだけなら1,000万円台から対応している業者もあります。

自分たちがマイホームを建てようとしている地域に、対応しているハウスメーカーや工務店があるのか、カタログを取り寄せてチェックしてみてください。

理想の間取りのマイホームを予算内で建ててくれる業者が見つかるかもしれません。

※参考:予算ごとのカタログ特集ページ
ローコスト住宅(1000万円台)
2000~2500万円の住宅
2500~3000万円の住宅
月々の支払額でシミュレーションしたい人

大手パワービルダーのおすすめランキング

ここからは、パワービルダーのおすすめランキングを発表します。

聞いたことのある会社や初めて知る会社もあると思いますが、それぞれの特徴を比較しながら自分に合ったパワービルダーを見つけてみましょう。

1.一建設

一建設(はじめ建設)は、パワービルダーの中で日本一の売り上げを誇る飯田ホールディングスグループの会社です。

分譲(建売)住宅がメインですが、分譲の基本プランにさまざまなオプションを追加して自分好みにカスタマイズできる注文住宅も手がけています。

低価格でありながらも、耐震等級や劣化対策等級などは最高等級を取得しており、質の高さに定評があります。

2022年3月期の年間引渡棟数は10,215棟。

東北地方から九州地方まで幅広く対応しているのが特徴で、全国140箇所に営業拠点があります。

2.アーネストワン

アーネストワンは飯田ホールディングスグループの中でも、よりローコストな住宅を提供しているパワービルダーです。

2022年3月期の分譲戸建て販売棟数は、11,169棟。売上高は3,166億円を達成しました。

分譲住宅のほかに、300種類以上のプランから自分好みにアレンジできる「規格注文住宅」を手がけているのも特徴です。

全国44都道府県で戸建て住宅を販売しており、大手ハウスメーカーと並ぶほどの規模といえます。

3.飯田産業

国内大手のパワービルダーである飯田産業は、東北から九州までの幅広いエリアで、年間約4,800棟の戸建て住宅を販売する会社です。

独自の木造軸組パネル工法「I.D.S工法」を採用しており、地震に強い家づくりが特徴。

住宅性能評価でも耐震等級や耐風等級で最高ランクを取得しており、質の高い住宅を提供しています。

一建設と同じく飯田ホールディングスに属していて、他のグループ会社の価格帯と比べると少し高めな印象です。

4.東栄住宅

東栄住宅も、飯田ホールディングスグループに属するパワービルダーです。

耐震性・断熱性・省エネ性能の高い家づくりが特徴で、2020年度の長期優良住宅取得戸数では1位のタマホームと2位の住友林業に続き、第3位を獲得しました。

この結果から、大手ハウスメーカーに引けを取らない高品質な住宅を多く建てていることがわかります。

全国21都道府県に63箇所の営業拠点を構えており、分譲住宅と注文住宅を合わせて年間5,100棟以上販売しています。

5.ポラス

ポラスグループは創業当時から地域密着のスタイルを貫いているパワービルダーで、東京都・千葉県・埼玉県の一部エリアのみでの対応となります。

限られたエリアながらも、年間2,000棟以上・累計で約6,000棟以上の一戸建てを建築しており、本社のある埼玉県ではとても人気がある住宅会社です。

分譲住宅はもちろん、注文住宅は分譲マンションなども手がけています。

6.アイダ設計

アイダ設計は社名のとおり、設計をルーツとするパワービルダーです。

設計に関する豊富なノウハウを駆使して、設計段階からコストダウンの工夫がされており、パワービルダーの中でも比較的安い価格で戸建て住宅を提供しています。

対応エリアは24都府県と広く、年間販売棟数は3,100棟以上。

震度7クラスの耐震実験をクリアするなど、地震に強い家づくりをおこなっています。

7.ケイアイスター

ケイアイスター不動産は、2018年度から4年連続で戸建住宅着工棟数・全国ビルダーグループで第3位を獲得しているパワービルダーです。

分譲住宅はもちろん、注文住宅やマンション事業まで幅広く展開しており、土地の仕入れから設計・施工・販売・アフターサービスまで一貫体制で取り組んでいます。

群馬県・埼玉県・栃木県・茨城県の北関東エリアが営業拠点で、高品質で低価格な家づくりをモットーとしています。

8.新昭和(ウィザースガーデン)

新昭和は、「ウィザース」というブランド名で住宅事業を展開する不動産会社です。

注文住宅や分譲マンションも手がけていますが、分譲住宅の「ウィザースガーデン」を販売しているため、パワービルダーの一つといえます。

対応エリアは、千葉県・埼玉県・茨城県のみ。

新昭和の傘下には、ローコスト住宅で人気が高いクレバリーホームもあります。

パワービルダーの強み・メリットは?

パワービルダーには、次のような強みやメリットがあります。

  • 価格が安い
  • 好立地な物件もある
  • 実際の家を見て決められる

価格が安い

パワービルダーの最大のメリットは、価格が安いこと。

エリアや広さなどの条件が同じだとすると、大手ハウスメーカーの6〜8割ほどの価格でパワービルダーの住宅が手に入ります。

つまり、大手ハウスメーカーであれば4,000万円ほどする住宅が、2,400〜3,200万円ほどで購入できます。

パワービルダーのなかには、分譲住宅以外にも注文住宅を手がけている会社もありますが、注文住宅の場合も同じくハウスメーカーよりも低コストで建てられます。

好立地な物件もある

パワービルダーは土地をまとめて購入して開発を行なっているため、中には好立地な物件もあります。

また、土地開発によってしっかりと区画整理されているので、安心して暮らせる環境が整っているともいえるでしょう。

実際の家を見て決められる

パワービルダーが多く手がける建売住宅は、完成した住まいを実際に見てから購入するかどうかを決められるのがメリットです。

外観や間取り・内装のデザインなどをじっくりと検討できるので、注文住宅でありがちな「イメージと違った」という失敗を防げます。

すでに建物が完成した状態で販売されているので、購入すればすぐに引っ越せるのも魅力です。

パワービルダーの弱み、デメリットは?

一方パワービルダーには、次のような弱みやデメリットもあります。

  • 間取りが自由に決められない
  • 設備のグレードが低い
  • 似たり寄ったりな家が多い(個性がない)
  • 保証やアフターサービスの期間が短い

パワービルダーの弱みやデメリットが気になる人は、「ハウスメーカー坪単価ランキング」のページをチェックしてみてください。

間取りが自由な注文住宅に対応しているハウスメーカーを坪単価別に紹介しています。中には30万台というところもあるので、ぜひ参考にしてもらえばと思います。

間取りが自由に決められない

パワービルダーは、同じ設計・デザインの住宅を量産することで低コストを実現しているため、間取りを自由に決められません。

すでに完成している建売住宅はもちろん、これから建てる分譲住宅でもオプションが非常に少ないので、基本的には決められた間取りの住宅を購入することになります。

ライフスタイルに合わせて住まいを自由設計したいと思っている人は、ローコストで建てられる注文住宅を検討するのも一つの手です。

設備のグレードが低い

パワービルダーが建てる住宅は、設備のグレードが低い傾向にあります。

キッチン・トイレ・浴室などのさまざまな設備は、ごく一般的な機能だけを搭載したものが多く、多機能な設備で暮らしを豊かにしたい人にはあまり向いていないといえます。

なかには、廃盤となった設備の在庫を使っているケースもあるので注意が必要です。

似たり寄ったりな家が多い(個性がない)

先述のとおり、パワービルダーは同じデザインや間取りの住宅を量産しているため、似たり寄ったりな家が多いのが難点です。

売れ残らないためにも、万人にとって暮らしやすい間取り・受け入れられやすい内装で設計されているので、良くも悪くも住まいに個性がありません。

デザイン性の高い高価な素材は採用しないことがほとんどなので、住まいにこだわりが強い人にとっては物足りなさを感じるでしょう。

保証やアフターサービスの期間が短い

パワービルダーが建てる住宅は価格が安い分、保証やアフターサービスの期間が短いのがデメリットです。

基本的には法律で定められている最低限の内容で、「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」の保証が10年ついているのが一般的。

有償メンテナンスを受けることで保証を延長できる会社もありますが、大手ハウスメーカーでは「初期保証30年」としている会社も多いので、パワービルダーの保証期間は短めといえるでしょう。

低コストでマイホームが手に入っても、しばらくしたら高額なメンテナンス費用がかかる可能性があることも理解したうえで、慎重に検討しなければなりません。

よくある質問

最後に、パワービルダーについてよくある質問をまとめましたので、検討する際の参考にしてください。

耐震性や断熱性能に問題はないの?

今回紹介したパワービルダーは、「耐震等級3」の住宅を建てている会社が多く、地震に強い家づくりをおこなっていることがわかります。

一方断熱性や気密性に関しては、性能の高さをアピールしている会社が少なく、大手ハウスメーカーのような高断熱・高気密な家に匹敵するとは言いにくいのが実情です。

とはいえ、住宅性能が高いほど当然価格も高くなるので、パワービルダーがつくる住まいは価格相当の性能を提供しているともいえます。

住宅会社を選ぶ際には、予算と住宅性能のバランスを考慮して、自分の希望に合った会社を検討するのがよいでしょう。

建売住宅と注文住宅ではどれくらいの価格差があるの?

住宅金融支援機構が2022年8月に公表した「2021年度フラット35利用者調査」によると、建売住宅と注文住宅には次のような価格差がありました。

建売住宅3,605万円
注文住宅(土地付き)4,455万円
価格差850万円
※参照:住宅金融支援機構2021年度「フラット35利用者調査」

建売住宅でも注文住宅でも土地の価格に差はないため、単純に建物の価格で850万円の差が生まれたことになります。

デザイン性が高く高品質な住宅の注文住宅を建てるのか、ある程度のスペックで低価格な建売住宅を購入するか、考え方は人それぞれです。

とはいえどちらを選択するにしても、住宅会社はたくさんあるので、どの会社に依頼するのかで最終的な満足度は大きく変わります。

住宅会社の得意分野や強みを調べて、納得できるマイホームが手に入る会社を慎重に選びましょう。

注文住宅が気になる人は、「ハウスメーカー坪単価ランキング」のページをあわせてチェックしてもらえばと思います。

建売住宅でさらに値下げ交渉はできる?

パワービルダーは土地の仕入れから販売・引き渡しまでを、基本的に約半年以内で完了することを目標としています。

そのため販売開始から2か月を過ぎた物件は、交渉せずとも価格が下げられるケースが多いです。

値下げしても3か月・4か月と売れ残っている物件は、買い手側からの値下げ交渉もしやすいといえるでしょう。

まとめ

今回は、分譲住宅(建売住宅)を多く販売しているパワービルダーについて解説しました。

ランキング内で紹介したように、パワービルダー各社にはさまざまな特徴があるので、自分に合っている・信頼できると思える会社を探してみましょう。

パワービルダーはハウスメーカーや工務店よりも価格が安いのは大きなメリットですが、間取りを自由に決められないなどのデメリットもあります。

デメリットが気になる人は、ハウスメーカーや工務店と比較しながら、自分たちにとって何がベストなのか判断することをおすすめします。

ちなみに、ハウスメーカーや工務店のカタログは予算別に無料で取り寄せられます。マイホームをどうするのか悩んでいる人は、ぜひ活用してみてください。

※参考:予算ごとのカタログ特集ページ
ローコスト住宅(1000万円台)
2000~2500万円の住宅
2500~3000万円の住宅
月々の支払額でシミュレーションしたい人

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