ロイヤルハウスは北海道から沖縄まで全国約110社が加盟するフランチャイズ系の住宅会社です。
家づくりのベースとなる「ロイヤルSSS(スリーエス)構法」で、気密性や耐震性の高い家づくりを提案してくれます。
ローコスト住宅の部類に位置付けられており、全国各地に加盟店があるので低予算で質の高いマイホームを建てたい人は要チェックの住宅会社です。
ロイヤルハウスの会社概要
本社所在地や資本金などの会社概要は下記の通りです。
ただし、ロイヤルハウスではフランチャイズ制を導入しているので、各都道府県でロイヤルハウスの家を建てているのは、ロイヤルハウス本社ではなくフランチャイズに加盟している地元工務店であることは理解しておきましょう。
会社名 | ロイヤルハウス株式会社 |
本社所在地 | 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目20番3号 BPRプレイス久屋大通 4階 |
電話番号 | 0120-6186-21 |
代表者 | 森田 勉 |
資本金 | 4,900万円 |
創業 | 昭和61年7月 |
従業員数 | 30名 |
公式HP | https://www.royal-house.co.jp/ |
建築棟数や受賞歴について
ロイヤルハウスとフランチャイズ契約している加盟店は全国に110社以上あり、年間の建築棟数は2,000棟以上です。
2,000棟という数字は、全国ハウスメーカーの建築棟数ランキングで15位~20位に位置します。
過去の受賞歴
ロイヤルハウスでは、2012年「外暮らしの家」が初めてグッドデザイン賞を受賞しました。
それを皮切りに、翌2013年にはロイヤルハウスの家づくりのベースとなる「ロイヤルSSS(スリーエス)構法」が受賞。
その後もキッズデザイン賞やウッドデザイン賞など多彩な商品が表彰されています。
ロイヤルハウスの坪単価と間取り例
ロイヤルハウスの坪単価について解説します。
少し前まで45万円~60万円くらいでしたが建築資材などの高騰もあり、2023年4月時点では坪55~75万円ほどまで上がっています。
坪単価の目安価格
ロイヤルハウスの価格帯を知るため、他のハウスメーカーの坪単価と比較してみましょう。
会社名 | 坪単価目安 |
---|---|
ロイヤルハウス | 55万円~75万円 |
一条工務店 | 65万円~80万円 |
タマホーム | 45万円〜60万円 |
クレバリーホーム | 55万円~70万円 |
三井ホーム | 80万円~100万円 |
ユニバーサルホーム | 50万円~65万円 |
地場の工務店 | 50万円~70万円 |
同価格帯のハウスメーカーとしては、クレバリーホームやユニバーサルホームなどが挙げられます。
どちらの住宅メーカーもロイヤルハウスと同じフランチャイズ系のハウスメーカーです。
ただし坪単価は住んでいる地域や間取りによってかなり変わるので、上記はあくまでも目安として考えてください。
家を建てる総額
では実際に家を建てる際に、総額でどれくらいかかるのかを計算してみましょう。
注文住宅を建築する際には、坪単価で計算できる「建物本体価格」以外にも、付帯工事費や諸経費が別途かかりますし、建物の大きさによっても坪単価は変動します。
ロイヤルハウスの坪単価を目安に、坪数ごとの建築費用総額がどれくらいになるか一覧表にしました。
床面積 | 本体価格 | 付帯費+諸費用 | 建築総額 |
---|---|---|---|
25坪 | 1,875万円 | 530万円 | 2,405万円 |
30坪 | 2,100万円 | 540万円 | 2,640万円 |
35坪 | 2,275万円 | 560万円 | 2,835万円 |
40坪 | 2,400万円 | 570万円 | 2,970万円 |
45坪 | 2,610万円 | 580万円 | 3,190万円 |
50坪 | 2,750万円 | 600万円 | 3,350万円 |
上記はあくまでも平均坪単価から算出した金額ですので、ロイヤルハウスで30坪の家を建てた場合、総額で2,600万円~2,700万円くらいの予算を考えておくとよいでしょう。
ロイヤルハウスの家が安い理由
ロイヤルハウスの坪単価は、ハウスメーカー全体でみるとローコストの価格帯です。
ロイヤルハウスが低価格で良質な住宅を提供できるのには、ロイヤルハウスならではの企業努力があるからです。
- 木材や設備品の共同一括仕入れでコストダウン
- ダイレクト販売で中間マージンを大幅削減
- 独自工法による建築コストの削減
ロイヤルハウスは全国に110社以上の加盟店があります。
それら独自のネットワークと独自の流通システムを活用して、木材や設備品を大量に一括仕入れしているため大幅なコストダウンが可能です。
また大手ハウスメーカーなどとは異なり、下請けや孫請けとなる工務店を経由せず直接施工するため、中間マージンを大幅に削減できます。
独自工法により工期を短くするためプレカット材の活用など、さまざまなシステムを構築することで建築コストの削減に取り組んでいます。
2000万円台の間取り例
商品名 | 小さな家 |
延床面積 | 98.00㎡(29.9坪) |
間取り | 3LDK |
参考本体価格 | 2,100~2,200万円 |
今回紹介している間取りは約30坪の総二階建てですが、本体価格で2,100~2,200万円になり、総額だと2,600万円~2,700万円くらいを想定しています。
総額を2,000万円台で抑えたいのであれば、建物の大きさは35坪以下が望ましいです。
1階には広めのLDKだけ、2階に夫婦の主寝室と子ども部屋が2つあります。
玄関ホールからリビング、ダイニング、そしてキッチンまでは仕切りがなく、オープンで開放的な間取りが実現されています。
3000万円台の間取り例
商品名 | ペットと暮らす家 |
延床面積 | 132.00㎡(39.33坪) |
間取り | 3LDK |
参考本体価格 | 2,400~2,500万円 |
今回紹介する間取り例は約40坪なので、建物本体価格が2,400~2,500万円ほどになりますので、総費用は3,000~3,100万円くらいを想定しています。
総予算3000万円台であれば、ロイヤルハウスだと40坪~50坪の家を建てることができます。
「ペットと暮らす」をテーマにした家なので、玄関入ってすぐにはペット用の洗い場があったり、リビングにはペット用のトイレが設置されています。
ペット優先であるだけに、玄関から洗面所に直通できるなど、一般的にはあまり好まれないプランニングになっていることは目を瞑る必要があるようです。
4000万円台の間取り例
商品名 | 二世帯住宅 |
延床面積 | 174.00㎡(53.0坪) |
間取り | 3LDK+1LDK+中二階 |
参考本体価格 | 3,500~3,600万円 |
ロイヤルハウスで53坪の家を建てても建物本体価格は3,000~3,200万円くらいなのですが、今回紹介している家は完全分離型の二世帯住宅です。
親世帯にも子世帯にもキッチン、お風呂、トイレがそれぞれ必要なので坪単価は10万円ほど高く見ておく必要があり、建物本体価格は3,500~3,600万円となります。
付帯工事や諸経費まで含めると、総費用は4,000~4,200万円くらいを見ておきましょう。
この間取りで注目したいのが中二階にあるスキップフロアと蔵収納です。
荷物が何かと多くなる二世帯住宅ですので、収納は最低でも通常の家の1.5倍は確保するのがお薦めです。
家を大きく魅せる間取り例
建物の画像を見てもらったらわかるように、かなり大きなお家であることがわかります。
しかし間取り図から試算すると、1階20坪、2階20坪程度の総二階住宅に見えるので、建物全体で40坪ほどしかありません。
建物をコの字型にすることで不要な面積を減らし、建物を大きく魅せる工夫がされています。
ロイヤルハウスの戸建てシリーズ
2023年5月時点でロイヤルハウスには、テーマごと11つの住宅商品が用意されています。
これだけ多彩な商品が用意されているので、自分たち家族に合う住宅商品をきっと見つけることができます。
商品名(テーマ) | 特徴 |
---|---|
木心地のいい家(kicoro) | 木が持つ本来の強さ、優しさ、美しさを実感できる家 |
ZEH(エコデスマート・ゼロ) | ロイヤルハウスのZEHの家「エコデスマート・ゼロ」 |
小さな家 (イーサイズ) | 2人~3人暮らしにちょうどいいコンパクトな家 |
子育て(コムニ) | 楽しく、健康的で、安全に子育てができる家 |
二世帯 | それぞれの家族が自然に繋がれる二世帯住宅 |
ペット対応住宅 | ペットと家族が楽しく暮らすために考えられた家 |
空間活用ができる家 | スキップフロアや狭小地など、あらゆるデザイン提案が特徴 |
3階建(アーバンステージ) | ローコストで建てる木造の3階建て住宅 |
平屋建(グランドワン) | 大家族から夫婦2人まで、あらゆるタイプの平屋住宅 |
外暮らしの家 | 家をなるべく小さく建て、庭を暮らしに取り入れるプランを提案 |
DIY | DIYが好きな家族向き。将来リフォームがしやすい家 |
木心地のいい家
ロイヤルハウスの主力商品なのが、こちらの「木心地のよい家(Kicoro)」です。
木の魅力を存分に活かした耐震性の高い木造住宅としてグッドデザイン賞を受賞しています。
ロイヤルハウス独自の「ロイヤルSSS構法」で建てる家で、吹抜けのあるリビングと天然素材の「木」の魅力を体感できる「あらわし梁」など、「木組みの美しさ」が魅力です。
室内のスタイルは以下の6パターンから選べます。
小さな家 (イーサイズ)
こちらの「イーサイズ」の家は、ご家族の人数やライフスタイル、土地の広さなどに応じたちょうどいいサイズの家がコンセプトです。
イーサイズはプラン型の規格住宅になっており、1階と2階の延床面積60㎡から98㎡の4つのサイズから選びます。
次に、1階・2階の暮らし方をそれぞれ11パターンの中から選び、その後で内装と外観をそれぞれ6パターンから選べば完成です。
イーサイズのように広すぎない家は、家事効率やエネルギー効率の面での無駄がなく省エネ住宅としても人気です。
さらに間取りを限定することで、設計費、販売費などをコストダウンすることに成功しました。
子育て(コムニ)
コムニは夫婦で楽しく子育てができる20のアイデアが詰まった家です。
間取りプランは自由設計ですが、コムニには子育て世帯に嬉しいアイデアがたくさんあります。
例えば、子どもたちが仲良く協力して片付けできる「子供部屋シェア収納」や、走りまわって転んでも安全な「角まる壁」など。
ほかにも食だけでなく勉強もできるセンターダイニング、洗濯物の部屋干しに使えるサンルームなど、家族とのコミュニケーションを育むアイディアが満載です。
ペット対応住宅
ロイヤルハウスのペット対応住宅には、人とペットの暮らしを楽しくする15のアイデアが用意されています。
床・壁・階段・ドアなどペットに優しい仕様になっているだけでなく、べったり派とほどほど派など、ペットとの関り方にも配慮した間取りを提案してくれます。
ペットが各部屋を自由に行き来できる「ペット専用ドア」や、ペットトイレの臭いを抑えるエコカラットなど、豊富なアイデアが詰まっています。
ペットも大事な家族の一員なので、人とペットの距離感はとても大切です。
最近はペットと暮らすためにマイホームを建てたいという方も少なくありません。
空間活用ができる家
空間活用ができる家となっていますが、こちらは4タイプの商品があります。
- プラステージ
- ギャラリーコート
- スキップフロアのある家
- ビルトインガレージのある家
スキップフロアとビルトインガレージは名前通りで、プラステージというのは大容量収納「ホームトランク」がある家、そしてギャラリーコートは「中庭のある家」のことです。
プラステージ
図のように、プラステージとは1階と2階の間の「1.5階」にあたるホームトランクがある家です。
ホームトランク部分の天井高は1.4mしかありませんが、収納スペースとしては十分です。
1.5階をつくることで、1階リビング部分の天井高は最大4.0mまで上げることができるので、とても開放的な空間となります。
また収納スペースをホームトランクにまとめたことで、各部屋の収納スペースを減らすことができ生活空間が広くなります。
ギャラリーコート
ギャラリーコートは1階から2階に吹き抜ける中庭を中心とした家づくりを提案してくれます。
都心部などの限られた敷地でも心地よい風や、自然の光を取り込めるように工夫されています。
家の中心に庭があることで風が通り抜け、建物全体に空気の流れを生みだしてくれるデザイン性の高い住宅です。
スキップフロアのある家
都市部など十分な敷地を確保するのが難しいエリアで人気なのが「スキップフロアのある家」です。
「収納はたっぷり欲しい」「書斎や趣味の部屋が欲しい」「広々とした明るくてオープンLDKが欲しいな」などの希望を叶えてくれます。
スキップフロアとは床に段差をつけることで縦の空間を有効活用するプランニングのことです。
ビルトインガレージのある家
ビルトインガレージは狭い土地で駐車場スペースを確保できないとき、建物の一部をガレージにする方法なのですが、最近では敷地に余裕があってもビルトンガレージを好んで建てられる人が増えています。
ガレージとリビングを隣接させ、ガラスの仕切りを入れることでいつでも屋内からも愛車を眺められるようになります。
ライトアップされた自慢の愛車を眺めながら飲むお酒は格別です。
外暮らしの家
「外暮らしの家」というタイトルに驚かれる方も多いと思いますが、ロイヤルハウスでは建物を最小限にして庭をリビングのように活用するプランニングを提案しており、これが外暮らしの家です。
こちらの商品は過去にグッドデザイン賞を受賞しています。
周辺の環境まで含めたプランニングをすることで、家庭菜園やガーデニングも楽しむことができ、家にいながらアウトドア感覚が楽しめる暮らしが実現できます。
平屋住宅(グランドワン)
ロイヤルハウスなら家族でゆったり暮らせる大きな平屋から、夫婦ふたり暮らしにちょうどいい小さな平屋までご家族のスタイルに合わせて自由自在。
玄関からリビング、キッチン、寝室、そして縁側までフルフラットにつながるゆとりの暮らしをデザインした平屋の家。
水平ラインが美しいフラットスタイル、リゾート感覚の南欧スタイル、和のテイストを加えたコンテンポラリースタイルなど、3つのスタイルからお好みで選べます。
屋根裏のロフト付タイプも人気です。
DIY
ロイヤルハウスの「骨の見える家」では可変性のある家というのがテーマになっており、将来的なリフォームやDIYまで見据えた家づくりを提案してくれる住宅のことです。
壁・天井・縁側などの柱を骨と称し、下地を大胆に魅せることで個人でもDIYしやすいように工夫されています。
家族の成長にあわせて間取りの変更はもちろん、将来、中古住宅として売却する際にも容易にリフォームすることができます。
2014グッドデザインベスト100(ものづくりデザイン賞)にも選ばれました。
ZEH(エコデスマート・ゼロ)
ロイヤルハウスのZEH住宅「エコデスマート・ゼロ」は、平成28年省エネ基準を上回る高断熱仕様が標準装備。
HEMSやエコキュートなどの節電アイテムで無駄なく省エネすることができ、冷暖房や照明、給湯などの一次エネルギー消費をしっかり抑えた上で、高効率な太陽光発電パネルで創エネします。
未来の家づくり基準を先取りしたゼロエネルギーな暮らしが実現できます。
「エコデスマート・ゼロ」では、壁と天井部分に高性能グラスウールを採用、床下には硬質ウレタンフォーム、熱が逃げやすい窓には樹脂サッシとアルゴンガス入りのLow-E複層ガラスを採用しています。
3階建て(アーバンステージ)
ロイヤルハウスの「アーバンステージ」は、間口の狭い狭小地にも対応できる木造の3階建住宅です。
都市の街並に似合うモダンな外観デザインはもちろん、通風や採光にも配慮した設計プランニングで貴重な敷地を無駄なく快適に活用する提案が満載です。
インナーガレージや、屋上のガーデンバルコニー。都市の暮らしを楽しむためのアイデアが詰まっています。
ロイヤルハウスの特徴や工法について
ここではロイヤルハウスがつくる建物の特徴や工法について紹介します。
ロイヤルハウスの工法
ロイヤルハウスが採用している工法は自社オリジナルの「ロイヤルSSS構法」です。
ロイヤルSSS構法とは、床・柱・梁・筋交いなどでバランスよく構成された木造軸組工法をベースに、耐震性・耐久性・省エネルギー性能などに優れた「長期優良住宅」にも適合している信頼の建築方法です。
木造軸組で一番のウィークポイントである結合部には、「引き寄せの技」という手法を採用することで、時間の経過により構造材が痩せていくほど、逆に強く結合されていく技術です。
また、基礎工事や建物の骨組みなどの重要ポイントは第三者機関による一邸ごとに厳しい検査を実施していますので高い施工品質が確保できます。
ロイヤルSSS構法の特徴をまとめると、
- 木材はJAS認定のプレカット工場で生産するので品質にバラつきない
- テクノロジー「引き寄せの技」で柱と梁をガッチリ結合するので耐震性に優れている
- 梁や柱など肝になる部分の金属は、木の芯の部分に埋め込む
- 鉄筋コンクリートベタ基礎を標準採用している
- 外壁材と防水透湿シートの間に通気層を設ける『パッシブ通気構造』を採用
- シロアリの繁殖や柱脚部の腐食を防止する『基礎パッキング工法』による床下換気を採用
ロイヤルハウスの断熱性能
ロイヤルハウスでは、平成28年省エネルギー基準に適合した住宅を標準仕様で建ててくれます。
この基準は、地域の気候風土などの特性によって区分されているため、ロイヤルハウスではそれぞれの地域ごとに適切な仕様を決定しています。
そのため、同じ標準仕様でも地域ごとに断熱材(高性能グラスウール)の厚みが異なります。
標準でLow-E複層ガラスサッシを採用しており、窓の断熱性能もしっかり確保されています。
C値やUA値は?
残念ながらロイヤルハウスの公式サイトを見ても、C値やUA値の具体的な数値は記載がありませんでした。
現在の建築法では高気密高断熱住宅に明確な基準値があるわけじゃないので、今は言ったもの勝ちの状況です。
高気密高断熱住宅を希望しているのであれば、契約前にしっかりと数値の確認はするようにしましょう。
ロイヤルハウスの耐震等級
ロイヤルハウスの公式サイトによると耐震等級3です。
建ててから年月が経過することで木材が収縮してしまい、接合部分の金物が緩んでしまうことが木造軸組住宅の弱点と言われていましたが、ロイヤルハウスのロイヤルSSS構法では木の芯と引き寄せあって金属金物をしっかり結合させます。
これにより木が持っている元来のしなやかさ、強さで高耐震テクノロジーを長期にわたり実現することができます。
保証とアフター
ロイヤルハウスはフランチャイズ制を導入しているので、建築途中に加盟店が倒産するなど最悪の事態も想定した保証制度が用意されています。
ただし、設計・施工・アフターメンテナンスはフランチャイズ加盟している地元工務店が行うので、地域によってアフターサービスに違いがあるので、契約前にしっかりと確認しておきましょう。
住宅完成保証制度
フランチャイズ系の住宅会社だと工事請負契約は加盟店と締結します。
加盟店に倒産など、万が一のことがあった場合もロイヤルハウス加盟店会の完成保証が建物完成までサポートしてくれます。
ただし、この完成保証制度が利用できるのはロイヤルSSS構法で建てる住宅だけです。
施主の希望やこだわりによってプランニングを大幅に変更した場合などSSS構法で建てれないと対象外となりますし、別途完成保証の申し込み手続きが必要なので忘れない注意してください。
アフターメンテナンス
ロイヤルハウスの定期点検も工事を施工した加盟店が行うこととなり、引渡し後1ヶ月、3ヵ月、6ヵ月、1年、1年半、2年で実施します。
ただし、こちらも完成保証と同じくロイヤルSSS構法で建てた建物以外は定期点検の対象外となるので注意ください。
シロアリ10年保証
ロイヤルハウスでは白アリ10年保証を受けることができます。
新築後、3年目、5年目、8年目、10年目の4回、定期点検と防除施工を実施してくれるので、大切なマイホームをシロアリから守ることができます。
また、白アリ防除剤には人やペットに無害で超低臭性の薬剤を使用しているから安心です。
ただし、こちらも別途お申込みが必要なので注意してください。
住宅性能表示7項目で最高等級をクリア
ロイヤルSSS構法は、住宅性能表示7項目で最高等級をクリアしています。
「耐震等級」「耐風等級」「劣化対策等級」「ホルムアルデヒド発散等級」「一次エネルギー消費量等級」など、健康や省エネはもちろん、災害に強いマイホームを建てることができます。
ただし、標準仕様での性能等級となるのでプラン次第では最高等級をクリアできない項目が出てくる恐れがあるのと、性能表示制度をご利用の場合は別途申請費用が必要となります。
ロイヤルハウスの口コミ評判は?
ロイヤルハウスの口コミには、どのような内容があるのでしょうか。良い口コミと悪い口コミを紹介しますので、参考にしてみてください。
良い口コミ
私がマイホームを建てるにあたってこちらの会社を選んだ理由は、耐震性や耐久力にこだわった家つくりをしている会社だからです。
アフターメンテナンスや住宅完成保証制度などが用意されていることも、大きな決め手となりました。具体的な話を進めていく際にも、担当者がじっくりと話を聞いてくれたので、安心感がありましたね。
気軽に相談しやすい雰囲気だったので、予算のことも遠慮せずに伝えることができました。マイホームは一生に一度の高い買い物となるので、信頼できる会社に出会えて良かったです。
(みん評:ロイヤルハウスの口コミより引用)
吹き抜けを重視した注文住宅を建設することができて夢が叶いました。旦那と二人暮らしをしていますが、主人の趣味でもある書斎にもソファを置いたり天井まで突き抜けるトランクルームまで設計することができて満足しました。
基本的にはどの部屋も天井を高めに設定したので、解放感のある構造になっていて狭い印象はなくリフォームをして良かったと実感しています。上手に空間を活用できて助かりました。
(みん評:ロイヤルハウスの口コミより引用)
太陽光発電パネルが取り付けられている住宅を建築したくて、ZEHに関する知識も豊富なスタッフがいるロイヤルハウスを頼り、省エネ性で満足できる住宅を購入しました。家族構成や住宅の広さに合わせて、最適な大きさの蓄電池を選べるように支援してもらえたことを感謝しています。
自宅で発電した電気を企業に売却する方法なども聞かせてもらえて、省エネに関する知識も得られました。断熱性で優れるグラスウールを使った住宅は冷暖房の効率も良くて、電気代を削減できたのも嬉しかった点です。
高品質な木材を厳選しているのも、このメーカーを頼りたいと思えた理由でした。
(みん評:ロイヤルハウスの口コミより引用)
悪い口コミ
外壁に少しこだわりを持ってゴツゴツした値段の高いのをつけたらなんと施行が下手なこと。逆に安っぽく見てショックでした。
ちゃんとした施行方法があるにもかかわらず、ここを担当した外壁やさんはこの外壁を使うの初めてということでした。隙間が気になるなら他のを選ぶしかないとか言われた。こだわったとこなのに今さら変えれといわれても。
逆に職人変えて1からやり直して欲しかった。そこまで言えない自分に後悔もしてます。それから、窓からのすきま風もカーテンが揺れるほど。窓の開け閉めに使うチェーンもよく外れ、開け閉めしにくい。床下も綺麗に掃除してから床材を貼ると言っていたが、床下は汚いまま。
指摘したら、あぁ掃除されてませんねとなんか誤魔化されそのまま。入居したら床のワックスのむらの凄いこと。誰が見ても厚さが違うってわかるような様でした。どうせ落ちていくからいいかとそこは言いませんでした。
作っていく工程で、施行ボード貼る前を見たらせっかくの断熱材も表面破かれててグラスウール?むき出しだったりした場所があったりしました。エコキュートを取り付け、追い炊き機能の事を聞かれていらないと言ったのも悪いんですが、取り付けた後、リモコンが二つありひとつ余ってて、これに対して、追い炊き機能つけてないならつける必要ないと言われた。
エコキュート取り付け業者さんが言うには、追い炊き機能ついてるのにつけるかどうか聞くなんてありえないと言われショックでした。どうせなら使える機能は使うべきです。追い炊き機能を後付けするなら、少しは安く施行できますよと言われなんなら、追い炊き機能無しのエコキュートに変えましょうかとまで言われました。結構残念なこと多かったです。
初めての印象はとても素早い図面シュミレーションで素敵な案を出していただけて、ここいいと思ってモデルハウスも見る前から決めましたが、今じゃもっとよく考えるべきだったと・・・。
私の選んだロイヤルハウスさんのモデルハウスを見に行き、家を建てて、モデルハウスとして使わせてくれるなら勾配天井はサービスと言っていたのですが、実際は請求されてました?最初の見積もりの時、値引きの欄に含まれとると言っていて納得しました。
しかし、何度か見積もりが変更になっていくと、値引き額も減り、勾配天井はサービスすると引き合わないと言われてます。それからは、木材の金額が毎月上がってると口酸っぱく言われ、結局坪単価100万円の家になってしまいました。
(e戸建て:ロイヤルハウスの口コミより引用)
ロイヤルハウスの悪い口コミは、施工やアフターサポート、金額面に関して不満を挙げられる方がおられました。
一方で良い口コミでは、担当者の対応や提案力が的確で、知識も豊富で満足できるものだったとの意見がありました。
ロイヤルハウスの住宅展示場一覧
2023年5月時点で、ロイヤルハウスの家を建てることができるエリアは以下の地域です。
ロイヤルハウスは全国に事業所がありますが、その多くはロイヤルハウスとフランチャイズ契約している地元の工務店です。
北海道・東北 | 北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県 |
関東 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県 |
甲信越 | 長野県、新潟県、山梨県 |
中部・東海 | 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 |
近畿・北陸 | 大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、滋賀県、石川県、富山県、福井県、奈良県 |
中国 | 広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県 |
四国 | 香川県、徳島県、愛媛県、高知県 |
九州・沖縄 | 福岡県、大分県、宮崎県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県 |
ロイヤルハウスに関するよくある質問
ロイヤルハウスについて今回紹介しきれなかった部分や、ネットなどで良く質問されている内容などをまとめてみました。
リフォームもやっているの?
そもそもロイヤルハウスはフランチャイズ制なので、加盟店によってリフォームに対応しているか異なりますし、それぞれの加盟店によってリフォーム内容や料金プランも違ってきます。
ロイヤルハウスにリフォームを依頼するというより、ロイヤルハウスと提携している各地域の加盟店にリフォーム相談をすることになります。
ロイヤルハウスの建売住宅ってどうなの?
ロイヤルハウスの公式サイト内では確認できませんが、ロイヤルハウスの建売住宅が販売もされています。
といってもロイヤルハウス本社が建売販売しているのではなく、各地の加盟店が販売しているので、加盟店によっては建売住宅の販売をしていない地域もあります。
建売住宅の情報は各加盟店のホームページでご確認ください。
工務店はデザイン力が心配ですが大丈夫ですか?
フランチャイズは地場の工務店なので、実績や経験面で設計士のデザイン力に不安を抱いている人も少なくありません。
しかし、ロイヤルハウスではで「デザインサポート」というサービスがあり、ロイヤルハウス所属の専属デザイナーが設計をサポートしてくれます。
冒頭でも紹介しましたがロイヤルハウスは2012年「外暮らしの家」を皮切りに過去14度もグッドデザイン賞に選ばれており、そのデザイン力は高く評価委されています。
テレビCMはありますか?
ロイヤルハウスのテレビCMを見たという人もいるかもしれませんが、残念ながらロイヤルハウス本社が提供しているテレビCMは現時点ではありません。
各加盟店が独自に依頼したテレビCMは地域によって見ることができます。
ただ、ロイヤルハウスの公式Youtubeチャンネルがあり、SSS構法の解説や補助金などについて詳しく解説されています
加盟店ごとの施工技術に違いはありませんか?
フランチャイズ制なので、加盟店独自のサービスを展開しているケースもあります。
フランチャイズなので店舗によってサービスや技術に差があるのは否めません。
それ故に工務店ごとで独自の対応やコストカットができるというメリットもあります。
まとめ
ロイヤルハウスの坪単価は、55万円~70万円と比較的リーズナブルな価格帯です。
低価格で良質な注文住宅を提供できるのは、ロイヤルハウスの加盟店が日本全国にあり、一括大量購入や流通ルートをしっかり確保できているからです。
ロイヤルSSS構法で建てた家は、長期優良住宅の認定を受けることができ、大切なご家族が安心して長く住み継げることができます。
フランチャイズ制の住宅メーカーは、加盟店によって会社の技術や信頼度にバラつきがあるのが弱点でもあるのですが、ロイヤルハウスでは完成保証制度が準備されているので安心してマイホーム建築をお願いすることができます。
ロイヤルハウスと比較されやすいハウスメーカーは、「クレバリーホーム」や「タマホーム」などが挙げられます。
同じ木造の軸組構造をベースにしている住宅会社なので、ロイヤルハウスを検討しているのであればクレバリーホームやタマホームの話を聞いてみる価値はあると思います。