フリーランス・副業としてWebライターを目指している方は、こんな不安を抱えていませんか?
この記事では、Webライターがきついといわれる理由と、解決策を解説していきます。
最後まで読むことで、Webライターとして自分が何をすべきかが見えてくるでしょう。
Webライターとして行き詰まっている方も、ぜひ参考にしてください。
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webライターとは?どんな仕事のこと?
webライターとは、web上に掲載する記事を書く人のことです。
多くの人に読んでもらえるような知識や技術を身に付けて、クライアントから依頼されたキーワードやテーマを元に記事を執筆します。
副業として行う人も多く、クラウドソーシングサイトを利用する、企業と直接業務委託契約をするなど、さまざまな働き方があります。
webライターがきついと言われる理由6選
webライターがきついと言われる理由は以下のとおりです。
webライターは未経験でもはじめることができる仕事のひとつですが、継続して仕事をおこなっていくと『きつい』と感じる人が増えてきます。
なぜwebライターがきついと言われるのか、その理由を6つピックアップしてご紹介しましょう。
文字単価が安く量産する必要がある
webライターは、1文字いくらという文字単価が報酬の基準になることがほとんどです。
webライターの初心者は、相場として1文字0.5円~1円程度の案件が多く、一定の報酬を得るには記事を量産しなくてはいけません。
マニュアルやレギュレーションに則って多くの文字数を書くのは、初心者の場合非常に時間がかかります。
0.5円の単価なら、1ヶ月に100,000円稼ぐためには200,000文字書かなくてはいけない…時給換算するとかなりの低単価ですし、現役のwebライターでもきつい仕事量です。
案件ごとのレギュレーションで混乱する
webライターの仕事に慣れてくると、複数のクライアントから案件を請け負うようになります。
案件が複数あることはよいのですが、クライアントごとに記事の書き方は異なるため、混乱してしまうことがあるのです。
レギュレーションを見直したり、修正に対応したりするのは時間を要するので、作業効率が悪くなってしまう可能性も否めません。
自己管理能力が求められる
webライターは、在宅で仕事をすることが多いです。
出勤の必要がない在宅勤務は一見メリットが多く感じられますが、オンとオフの区別がつきづらくなるというデメリットを含んでいます。
自己管理能力が高くないと、ついだらけてしまって納品に間に合わない…なんていう事態を引き起こすことも考えられます。
いつ仕事をしてもよい・自分の好きな時間に仕事ができるというメリットの裏返しがあることを理解しておかなくてはいけません。
孤独感に耐えられなくなる
webライターの仕事は一人で行う仕事なので、孤独感に耐えられなくなることがあります。
通常の仕事のように同僚や上司が一緒にいるわけではありません。
黙々と仕事をすることが苦手な人は、かなりきついと感じてしまうでしょう。
何かあったときにすぐ相談ができたり、悩みを聞いてもらえたりするような環境がないのは在宅勤務のデメリットでもあります。
文章を書く仕事自体がつらくなる
webライターを目指している人は、もともと文章を書くことが好きだという人が多いですが、常に文章を書き続けていると、文章を書くこと自体がつらくなります。
webライターの書く案件は、自分の得意分野だけではなく、調査や勉強が必要なことも少なくありません。
トンマナに注意して、頭の中の知識を絞って、SEOを意識して…といつの間にかがんじがらめになっていることに気付くのです。
『文章を書くことが好きだったはずなのに』と感じているwebライターは少なくないでしょう。
疲れる
毎日パソコンに向かってひたすら文章を書き続けるのは、単純に疲れます。
うまく息抜きをしたとしても、記事を書き終えるころにはグッタリです。
とくに知見のない分野の記事を書いているときは、本当に疲れ切ってしまいます。
締切を守らなくてはいけないため、時間のかかる記事の場合は睡眠時間を削ることもやむを得ない状況になるのです。
webライターはきついだけじゃない!webライターのメリット
webライターは決して楽な仕事ではありません。
ただし『webライターをやっていてよかった!』と思う瞬間もたくさんあります。
筆者の体験談も含めて、webライターのメリットを4つご紹介します。
場所にとらわれず仕事ができる
webライター(業務委託)は、場所にとらわれずに仕事ができます。
- コワーキングスペース
- シェアオフィス
- テレワーク向けマンスリー(ウィークリー)マンション
- カフェ
など自宅以外でも仕事をすることが可能です。
会社員のように出勤の必要がないので、極端に言えば部屋着のまま身だしなみも整えなくても仕事をすることができます。
過去の経験やスキルを活かせる
webライターは、過去の経験やスキルを活かせるメリットがあります。
webライター向けの案件はさまざまなジャンルがあり、なかには専門的知識を必要とするケースもあますが、過去の経験を活かした記事を書くことができます。
- 転職経験を活かして転職系の記事を書く
- 職歴を活かして金融関係の記事を書く
- 子育ての経験を活かして子育て系の記事を書く
知見のある分野の記事は書きやすいので、負担に感じることも少なく、クライアントの指示も理解しやすくなります。
人間関係のストレスから解放される
webライターは、会社員として一般の企業に勤めるよりも、人間関係のストレスが少ないことがメリットです。
常に同じ空間にいる人がいないため、最低限のコミュニケーションで済みます。
クライアントによってはWEB会議などを実施することもありますが、ほとんどはチャットワークやSlackなどのコミュニケーションツールによる文字のやり取りです。
迅速性は求められますが、人間関係のストレスは最小限に抑えられるでしょう。
育児・介護などと両立ができる
働きたいのに外に働きに出ることができない…育児や介護などで出勤が難しいという人も、webライターなら仕事との両立ができます。
とくに子どもが小さい場合は、保育園の確保や急な病気による欠勤など、働きに出ることに大きな課題があるという人は多いはずです。
webライターのように在宅で仕事ができれば、時間や場所を気にせずに収入を得ることができます。
きついならやめたほうがいい?webライターのデメリット
webライターはメリットばかりではなく、デメリットも確実に存在します。
簡単に挑戦できる仕事だからこそ、デメリットを十分に理解した上で、取り組むことが大切です。
公私の区別がつかなくなる
webライターだけではありませんが、在宅で仕事をすると公私の区別がつかなくなります。
会社員として勤務している場合、家に帰れば自由なオフタイムです。
しかし在宅ワークの場合は、仕事が終わらなければ曜日や時間を問わずに仕事をしなければいけません。
自宅のリビングなどで仕事をする場合は、とくに公私の区別がつきにくくなります。
人間関係が希薄になる
webライターの仕事は人間関係が希薄になる傾向があります。
職場の同僚や上司など、一緒の空間で働く人がいないからです。
連絡事項も電話ではなくコミュニケーションツールを利用するので、気付いたら一日誰とも話していない…ということもあります。
仕事が忙しくなると、友人たちと会うなどプライベートな時間を使わなくてはいけなくなるので、さらに人間関係が希薄になりがちです。
収入が安定するまでに時間がかかる
webライターは、はじめてすぐにお金が稼げるという仕事ではありません。
実績を作り、クライアントとの信頼関係を作り、スキルアップをするためには、一定の時間が必要です。
初心者のwebライターは、文字単価0.5円~1円程度が相場になります。
単発ではなく継続の案件をGETできるようになれば収入はUPしますが、時間がかかってしまうことがデメリットです。
webライターはきつい!と感じたときの解決策
「webライターを始めたけどきつい」「こんなにきついとは思わなかった」など、挫折しそうになってしまうことがあります。
そんなときは簡単にあきらめずに、次に挙げる4つの解決策を試してみましょう。
自身のブログを開設する
webライターがきついと感じたときは、自分自身でブログを開設してみましょう。
- 文章を書くことに慣れる
- 案件提案時のポートフォリオになる
- アフィリエイトなどで副収入を得ることができる
というメリットがあります。
またWordPressを利用すれば、仕事をする上で有利なスキルが身につきます。
TwitterなどのSNSを利用してみるのもおすすめです。
ライティングスキルを身に付ける
webライターがきついと感じるのは、案件の報酬が低く、記事を量産しなければいけないという状況におかれているからです。
高単価の案件を請け負えるようになれば、収入も徐々にUPしていきます。
そのためにはライティングスキルを身に付けることです。
自分には難しいと思えるような案件に、時間をかけてじっくり取り組んでみてください。
クラウドソーシングで実績を作る
クラウドソーシングを利用している場合は、実績を作りましょう。
高単価な案件を提案するクライアントは、一定のスキルや実績を求めています。
初心者と思われるwebライターに、いきなり高単価の案件を任せることはありません。
最初は月収が低くきついですが、将来を見越して実績作りを行いましょう。
良い記事をたくさん読む
書くことに疲れたら、良い記事をたくさん読んでみることもおすすめです。
- 自分には考えられなかった表現が使われている
- ホスピタリティを重視した読みやすさがある
- 自分の知らなかった知識を身に付けることができる
とくに上位記事(キーワード検索した時に上位に表示される記事)には、多くの人に読まれるポイントがあります。
自分で書いているときには気付けなかったことが、良い記事を読んでいく中で自然とインプットされていきます。
webライターに向いている人の特徴
webライターは挑戦しやすい仕事のひとつですが、誰でもなれるというわけではありません。
どんな特徴を持った人がwebライターに向いているのかを紹介します。
文章を書くのが好きな人
webライターに向いている人の最大の特徴は、文章を書くのが好きな人です。
「小さいころから作文だけは苦手だった」「何をどう書いて良いのか悩んでしまう」という人は、webライターになることは難しいでしょう。
書くだけではなく、本や記事などを読むことが好きであればベターです。
パソコンを使うことが多いので、パソコンで文章を書けるスキルも必要になります。
自己管理能力の高い人
webライターを続けることができる人は、自己管理能力の高い人です。
在宅での仕事は、オンとオフの切り替えが難しく、スケジュール通りに仕事が進まないこともあります。
不規則な生活をして、体調を崩すようなことがあっては、クライアントに迷惑がかかりますし、信用問題にもなります。
自分の生活に責任をもって自己管理をできる人が向いているでしょう。
孤独に耐えられる人
webライターは一人で行う仕事なので、孤独に耐えられる人が向いています。
最低限のコミュニケーションでも気にならない人・一人で黙々と仕事をするのが好きな人であれば、ストレスフルになりません。
いつも誰かとつながっていたい人・みんなで何かを成し遂げることが好きな人は、webライターの孤独に耐えられないでしょう。
ビジネスマナーを大切にできる人
webライターは多くが在宅での仕事ですが、最低限のビジネスマナーは必要です。
- ルールや納期を守る
- 報連相を徹底する
- 迅速なレスポンスを心がける
- ビジネスマナーに則った言葉遣いをする
など、基本的なことをきちんと守れる人がwebライターには向いています。
webライターという文字を扱う仕事だからこそ、コミュニケーションツールでの言葉遣いなどは非常に重要です。
ウェブライターとは?素朴な疑問にお答えします
これからウェブライターを目指したいという人は、わからないことが多く不安に感じることもあるはずです。
そんな初心者の方向けに、ウェブライターに関するよくある質問を5つご紹介します。
①webライターの始め方とは?
webライターを始める際には、まず必要なものがあります。
- パソコン
- ネット環境
スマートフォンでは本格的なライティングを行うことが難しいので、パソコンを準備した方が良いでしょう。
webライターの仕事を探すには、クラウドソーシングのサイトがおすすめです。
クラウドワークス・ランサーズなどのクラウドソーシングサイトに登録し、自分のできそうな案件に応募してみてください。
②webライターは副業でもできる?
できます。
ただし本業の会社で副業が禁止されている場合を除きます。
パートやアルバイトなどで働いている方は、十分副業として仕事をすることが可能です
③webライターを副業にしたときの収入はどれくらい?
コンテンツ制作代行サービスを提供する株式会社アイアムメディアがwebライター200人を対象に行った調査結果では、月収について下記のような結果が報告されています。
- 1万円未満:62%
- 5万円未満:32%
- 5万円以上:6%
実に94%のwebライターが5万円未満と回答しており、10万円を超える人はごくわずかです。
対象者には専業ライターがいることも考えると、副業としてwebライターに取り組んだ場合の収入は多くても5万円ほどとなるでしょう。
専門的な知識があり、高単価の案件を請け負えればこの限りではありませんが、慣れるまでの時期は驚くほどの高収入ではないのが現実です。
④文章を書く仕事は大変じゃない?
webライターは決して楽な仕事ではありません。
もともと文章を書くことが好きな人でも、続けていくときついと感じます。
ただし、徐々にステップアップし、知識が増えていくことはとても楽しいことです。
実力が評価されて単価がUPしたり、継続案件を請けられるようになったりすることでやりがいも感じられます。
⑤webライターの求人はどうやって探す?
webライターの仕事の探し方にはいくつかのコツがあります。
- クラウドソーシングに登録して案件を探す
- 転職サイトから在宅のライターを募集している求人を探す
- 企業(編集部)への直接の問い合わせ
- ライター仲間からの紹介
初心者の方がwebライターを始める時は、クラウドソーシングの利用が適しているでしょう。
クラウドソーシングの案件には初心者でも提案できる案件があります。
クラウドソーシングで実績を積んでから、転職サイトの求人や企業への直接提案を行うと高単価の案件が受注できるようになります。
まとめ|webライターはきついけどメリットもたくさんある
結論として、筆者もwebライターはきついと感じることがあります。
報酬をUPするために低単価の記事を量産したり、本業・育児・介護などと両立するためにプライベートの時間を削ったりする可能性もあるからです。
しかし、出勤の必要がなく自分の好きな時間に好きな場所で仕事ができるというメリットは、何にも代えがたいといえるでしょう。
仕事上の人間関係のストレスはキャリアにも影響しますが、webライターは煩わしい人間関係のストレスからも解放されます。
webライターには向いている人の特徴があります。
自分はwebライターに向いているのか、スキルや経験を活かすことができるのかなど、自分自身を棚卸しして、実践前に冷静な判断をすることがポイントです。