木下工務店の間取りの評判は?坪単価や耐震等級、展示場を解説

木下工務店は木下グループに属するハウスメーカーで、注文住宅の販売や施工を行っています。

木下グループは1956年に創業し、東京都新宿区に本社があり、建築不動産、医療福祉、エンタメまで多角的に事業を展開している持株会社です。

木下工務店の特徴は下請けによる施工を行わず、すべて自社にて設計・施工を行っている点と、理想のマイホームを実現するため「完全自由設計」を掲げた家づくりをしています。

目次

木下工務店の会社概要

木下工務店で検索すると多くの同名の建設会社が多くヒットしますが、今回紹介する木下グループの株式会社木下工務店が展開している営業エリアは2023年7月時点では「東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・宮城県」の一都五県のみです。

木下工務店の会社概要は下記の通りです。

会社名株式会社 木下工務店
本社所在地東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー9F
電話番号03-5908-3435
代表者田中 耕三郎
資本金1億円
創業2012年3月
従業員数169名(令和4年4月1日現在)
公式HPhttps://www.kinoshita-koumuten.co.jp/ 

建築棟数や受賞歴について

木下工務店の年間建築棟数は500~700棟です。

ピーク時は700棟を超えていましたが、コロナの影響もあり少し落ち込んだ時期もありました。

全国展開している大手ハウスメーカーでも、1年間の平均棟数は3,000~4,000棟ほどなので、関東圏のみを営業拠点として年間500~700棟は多い方だと思います。

過去の受賞歴

一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会が実施する「平成29年度 優秀フレーマー賞」において、「キノシタ マイスタークラブ」の職人さんが表彰されました。

優秀フレーマー賞とは、ツーバイフォー住宅建設に直接携わる優秀な技能者で、更に指導者としても後身の育成に多大な貢献をしている人材を表彰するものです。

木下工務店の「キノシタ マイスタークラブ」からは過去に4名が受賞しています。

木下工務店の坪単価と間取り例

ここでは木下工務店の坪単価や限られた予算内で建てることができる間取り例について解説します。

木下工務店の坪単価は47万円~70万円です。(※規格住宅込み)

ただし、坪単価には決まった数式はなく、建物本体価格を建物の面積で割った金額を坪単価ということもあれば、建物本体価格に付帯工事や諸経費まで含めた金額を建物面積で割った金額をいうこともあります。

今回紹介している47万円~70万円というのは、建物本体のみの坪単価です。

坪単価の目安価格

木下工務店の価格帯を知るため、他のハウスメーカーの坪単価と比較してみましょう。

会社名坪単価目安
木下工務店47万円~70万円
アイ工務店60万円~80万円
一条工務店65万円~80万円
タマホーム45万円〜60万円
クレバリーホーム55万円~70万円
三井ホーム80万円~100万円
ユニバーサルホーム50万円~65万円
地場の工務店50万円~70万円

木下工務店の平均坪単価は47万円~70万円なので、ミドルクラスの一条工務店などと比較される事が多いです。

ただし坪単価は住んでいる地域や間取りによってかなり変わるので、上記はあくまでも目安として考えてください。

家を建てる総額

では実際に家を建てる際に、総額でどれくらいかかるのかを計算してみましょう。

注文住宅を建築する際には、坪単価で計算できる「建物本体価格」以外にも、付帯工事費や諸経費が別途かかりますし、建物の大きさや住宅商品によっても坪単価は変動します。

木下工務店の坪単価を目安に、坪数ごとの建築費用総額がどれくらいになるか、人気商品の「グラシヤス」の参考価格を一覧表にしました。

床面積本体価格付帯費+諸費用建築総額
25坪 1,750万円525万円2,275万円
30坪 2,040万円612万円2,652万円
35坪 2,275万円680万円2,955万円
40坪 2,480万円744万円3,224万円
45坪 2,745万円800万円3,545万円
50坪 3,000万円840万円3,840万円
※付帯費+諸費用は本体価格の20%~30%で算出

上記はあくまでも平均坪単価から算出した金額ですが、木下工務店で30坪の家を建てると総額で2,600~2,700万円くらいの予算を考えておきましょう。

木下工務店の規格住宅

木下工務店では、すでに間取りが決まっているコンセプト住宅(規格型住宅)も販売しています。

136通りの間取りプランから自分たちに見合うタイプを選んでいくだけなので、間取りにこだわりがあまりない方、建築費をなるべく抑えたい方におすすめです。

こちらのコンセプト住宅は、価格が決まっているので予算組みで頭を悩ますこともありませんし、打ち合わせの時間も省略することで完成引渡しまでの期間も短縮できます。

※29.3坪の総二階建ての家
本体価格1558.7万円(税込み)
間取り3LDK
1F床面積49.68㎡
2F床面積47.20㎡
延床面積96.88㎡(29.30坪)
施工床面積104.34㎡(31.56坪)

29.3坪で本体価格が1558.7万円なので、税抜計算だと坪単価は48.3万円です。

先に紹介した人気商品「グラシヤス」が坪単価60万円ほどなので、かなりお得な価格設定なのがわかります。

※37.5坪の総二階建ての家
本体価格1890.9万円(税込み)
間取り5LDK
1F床面積64.59㎡
2F床面積59.62㎡
延床面積124.21㎡(37.57坪)
施工床面積132.49㎡(40.07坪)

2つ目は少し広めのお家で37.5坪の総二階建て住宅です。

37.5坪で本体価格が1890.9万円なので、税抜計算だと坪単価は45.8万円です。

29.3坪の家に比べて、建物が少し大きくなっているので坪単価も少し下がっていることがわかります。

このように同じ商品でも建物が大きくなると坪単価は安くなり、建物が小さくなると坪単価も高くなります。

これは木下工務店だけに限った話ではなく、どこのハウスメーカーや工務店で建てても同じ仕組みなので覚えておきましょう。

2000万円台の間取り例

商品シャルール
延床面積105.16㎡(31.8坪)
間取り3LDK
参考本体価格2,000万円~2,100万円
出典:【SUUMO】木下工務店 建築実例

今回は31坪の二階建ての建物ですが、本体価格だけで2,000~2,100万円くらいを想定していますので、総額だと2,600~2,700万円くらいで収まる計算です。

1階にLDKと水まわり、2階に寝室と子ども部屋のシンプルな3LDKの間取りなのですが、スキップフロアとリビング上部の吹き抜けが特徴的です。

キッチンも回遊動線になっており、家事や炊事の効率向上もしっかりと考えられています。

少し気になる部分としては、1階に大き目のファミリークローゼットを配置したことでお風呂の位置がハミ出てしまっていることと、全体的に廊下の面積が多いように感じます。

3000万円台の間取り例

商品シャルール
延床面積156.56㎡(47.3坪)
間取り3LDK+店舗
参考本体価格2,700万円~2,800万円
出典:【SUUMO】木下工務店 建築実例

今回紹介する間取り例は約47坪の店舗併用住宅です。

建物本体価格が2,800~2,900万円ほどになり、総費用は3,650~3,800万円くらいを想定しました。

エステサロン店舗と併用しており、店舗部分の広さは5坪ほどです。

店舗部分を除いた1階にはLDKと水まわりがあるシンプルな間取りなのだが、2階は建物の真ん中に大きなファミリークローゼットが配置され、バルコニーも意図的に広くつくられているのがわかります。

1点気になったのが1階の洗面室と脱衣室が分けられていることで、脱衣室がかなり狭くなっていますし、せっかく2つに分けたにも関わらず洗面室を通らないと脱衣室に行けないことです。

オープン通路になっている訳ではないので、洗面室と脱衣室を分けるドアはいらなかったのではないでしょうか。

4000万円台の間取り例

商品名アーバングランシス
延床面積165.71㎡(50.1坪)
間取り4SLDK+サンルーム
参考本体価格3,250~3,400万円
出典:【SUUMO】木下工務店 建築実例

木下工務店であれば50坪の家を建てても本体価格は3,200~3,400万円くらいなので、総費用も4,000万円台前半に抑えることができます。

ちょっとした二世帯住宅ですし、屋上バルコニーもあります。

2階は、吹き抜けのまわりをホールがコの字型に巡り、さらにそれを各部屋が囲むレイアウトになっているので、1階と2階それぞれが別の場所にいても家族の気配を感じられる間取りです。

2階の南側に洗濯物を干すためのサンルームを設置するのであれば、思い切ってランドリールームは2階に持ってくるというアイデアもあったのではないでしょうか。

平屋の間取り例

商品名不明(2×4工法)
延床面積97.92㎡(29.6坪)
間取り2LDK
参考本体価格2,000万円~2,100万円
出典:【SUUMO】木下工務店 建築実例

木下工務店で平屋住宅を建てた場合の例も紹介しておきます。

30坪の平屋であれば建物本体だけで2,000万円~2,100万円くらいになり、総費用だと2,600~2,700万円くらいを想定しておくのがよいでしょう。

床面積は同じ30坪でも、総二階に比べると建築費は坪単価で2万円~4万円ほど高くなります。

今回のお家はまるでガレージのような広い玄関があるため2LDKの間取りになっていますが、通常の平屋であれば3LDKでも十分対応可能な広さです。

かなり特徴のある魅力的な玄関なので、画像を載せておきます。

木下工務店の戸建てシリーズ

ここでは木下工務店の戸建て商品を紹介します。

基本的にはすべて木造住宅なのですが、軸組工法とツーバイフォー工法の2種類があります。

商品ごとに特徴や性能が違うので、自分たち家族に適している商品を選びましょう。

商品名(テーマ)特徴
アーバングラシス長期優良住宅に標準対応。シンプルなのに高性能な都市型住宅
シャルール「安心」「耐久」「快適」を柱とした高性能ツーバイフォー住宅
スマイテ1,500万円台で建てることができる高性能セミオーダー注文住宅
コンセプト住宅20代・30代の若い世代でも無理なく建てられる規格型住宅
グラシヤス木下工務店創業60周年を記念したアニバーサリー住宅
Ku・ra・su家LDK+ガーデン(庭)の生活シーン提案型住宅
リベルテスキップフロアや大収納スペース『収’s(しゅうず)』を採用した家
レガードⅢ世界に一邸しかない、あなただけのオリジナル3階建て住宅
ペットと過ごす家人とペットがお互いを身近に感じながら幸せに暮らせる家
※上記商品は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更、販売が中止されている場合があります。

URBAN GRANSIS(アーバングランシス)

URBAN GRANSISの坪単価は60万円~70万円と、木下工務店の中では高額な住宅商品です。

URBAN GRANSISはツーバイフォー(2×4)工法が採用されています。

都市型デザイン住宅というだけあり、都市の街並みに映えるスタイリッシュな外観デザインが人気で、3階建て住宅や屋上バルコニーにも対応しています。

耐火構造なので長期優良住宅に標準仕様で対応しており、賃貸併用住宅などの需要が多い都心部においても性能面での不安はありません

アーバングランシスの代表的な性能

アーバングラシスは耐震性能や断熱性能でも、木下工務店がこれまでに培ってきた技術が注ぎ込まれています。

構造には高層ビルの制振技術を応用した制震システム「DUOフレーム」を設置しており、巨大地震の揺れを最大70%も低減させる効果があります

また、通常はRC造(鉄筋コンクリート造)や鉄骨造住宅しか建てることができなかった防火地域でも「アーバングランシス耐火住宅」なら木造住宅を建てることが可能です。

CHALEUR(シャルール)

CHALEUR(シャルール)の坪単価は55万円~70万円と、木下工務店の中では中堅クラスの住宅商品です。

CHALEUR(シャルール)はツーバイフォー(2×4)工法が採用されています。

「安心」・「耐久」・「快適」を意識した住宅商品になっており、愛する家族が安全に暮らせる「安心の家」、家族が健やかに暮らせる「快適な家」、そして家族とともに、そこに末永く暮らせる「耐久性のある家」です。

木下工務店の住まいでは、特に耐震や耐久のポイントとなる基礎に注目し、ベタ基礎を標準仕様として採用しています。

シャルールの代表的な性能

シャルールでは小屋裏温度を最大10℃もダウンさせる「Wサーモプルーフ」を採用。

気密性能の高い「発泡断熱システム」を住宅メーカーでは日本で初めて標準採用した「デュラウォール」まで搭載しています。

SMITE(スマイテ)

SMITE(スマイテ)の坪単価は47万円~55万円と、木下工務店の中ではローコストな住宅商品です。

SMITE(スマイテ)はツーバイフォー(2×4)工法が採用されています。

スマイテは木下工務店創業60年という歴史の中で培われたノウハウと、職人たちの経験や技術を込めた住まいをシンプルな価格設定で提供するセミオーダー型の注文住宅です。

ベースプランとスタイルを選ぶだけの、わかりやすく楽しい家づくりができます。

低コスト住宅だからといって建物の性能が劣るわけではありません。

耐震性能・断熱性能・換気設備などで最高等級を誇る基本性能の高さはそのままに、シンプルな価格設定で希望に合わせた間取りアレンジも可能で、デザインテイストの選定を楽しんでいただけます。

CONCEPT HOUSE(コンセプト住宅)

コンセプト住宅の坪単価は47万円~55万円と、木下工務店の中ではローコストな住宅商品です。

コンセプト住宅はツーバイフォー(2×4)工法が採用されています。

コンセプト住宅という名前の通り、これから家族のスタイルやステージが広がっていく「20代や30代の若いご家族でも、無理なく建てられる」がコンセプトになっている商品です。

余計なものは要らない、でも快適で満足できる、そんな新しい家づくりのスタイルです。

時代にマッチした新しいスタイルの間取りを136通りご用意。家事動線や将来的な可変性も含めたご提案が盛り込まれています。

室内もまったく印象が異なる4つのインテリアスタイルから選ぶだけなので、時間や手間をかけることなくイメージ通りの空間をつくることが出来ます。

GRACI・YAS(グラシヤス)

GRACI・YAS(グラシヤス)の坪単価は55万円~70万円と、木下工務店の中ではハイグレードな住宅商品です。

GRACI・YAS(グラシヤス)はツーバイフォー(2×4)工法が採用されています。

木下工務店の創業60年を記念して発売されたアニバーサリー商品ですので、外壁には総タイル貼りを採用し、太陽光発電システムも標準搭載されている豪華な内容になっています。

レンガ外壁は見た目だけでなくサイディングの外壁に比べると、メンテナンスの手間や費用が大幅に低減されることになり、建てたあとのランニングコストまでしっかりと考えられています。

KU・RA・SU IE(Ku・ra・su家)

Ku・ra・su家の坪単価は50万円~65万円と、木下工務店の中では中堅クラスの住宅商品です。

Ku・ra・su家はツーバイフォー(2×4)工法が採用されています。

Ku・ra・su家の特徴は庭付きの家を建てることができる点です。

家族の生活スタイルに合わせて間取りや動線を作り上げるため、LDKと庭を一体化させるプランに特化した商品になっています。

リビングから続くウッドデッキは、家にいながらアウトドア感覚を楽しむことができ、インナーガーデンにすることで雨の日でも洗濯物を干すことができます。

限られた広さの敷地でも、「家を楽しむこと」をテーマにした「Ku・ra・su家」は、家族が笑顔になるアイデアが満載の商品です。

LIBERTE(リベルテ)

LIBERTE(リベルテ)の坪単価は55万円~70万円と、木下工務店の中ではハイグレードの住宅商品です。

LIBERTE(リベルテ)は、木下工務店では唯一「木造軸組工法」が採用されている商品です。

木造軸組工法の特徴でもある、間取りの自由度やデザイン性を最大限に活かして 大収納空間 『収’s(しゅうず)』 や、スキップフロアがある家づくりができます。

ツーバイフォー工法の商品と同じように発泡断熱システム「デュラウォール」を標準採用している点にも注目です。

このシステムのおかげで一年中いつでも安定した室内温度をキープでき、快適かつ経済的な暮らしを実現してくれます。

LEGATOⅢ(レガートⅢ)

LEGATOⅢ(レガートⅢ)の坪単価は55万円~70万円と、木下工務店の中ではハイグレードの住宅商品です。

レガートⅢはツーバイフォー(2×4)工法が採用されています。

木下工務店で3階建てを建てるなら、ツーバイフォー(2×4工法)で建てるレガートⅢがおすすめです。

2×4工法でもデザインの自由度は高く、内装や多層階のプランニングにもしっかり応えてくれます。

庭がとれないような狭小敷地でも、3階部分にバルコニーを設けることで、居室空間を減らすことなく、見晴らしのいい”庭園”を確保することがで、都会暮らしに向いている住宅商品です。

ペットと過ごす家

ペットと過ごす家の坪単価は50万円~65万円ほどです。

ペットと過ごす家はツーバイフォー(2×4)工法が採用されています。

ペットと過ごす家は、人のためだけでも、ペットのためだけでもない、人とペットがお互いを身近に感じながら、楽しく幸せに共生できる住宅商品です。

洗い場やドッグコーナー、水槽の収納など、ペットに合わせた設備が豊富に用意されているのが特徴です。

また、ペット用の仕切り扉を設置することで安全性も確保されていたり、床材には汚れにくさやお掃除のしやすさも大事ですが、見た目や性能だけではなく、足触りも重視して快適さを追求しています。

木下工務店の特徴や工法について

ここでは木下工務店がつくる建物の特徴や工法について紹介します。

木下工務店の工法

出典:【オルラボ】住宅の構造を徹底比較

木下工務店の家は、ツーバイフォー(2×4)工法と木造軸組工法の2種類あります。

一応2つの構造が用意されていますが、木造軸組工法を採用しているのは「リベルテ」という住宅商品のみで、他はすべて2×4工法が採用されています。

一概に2×4工法と言っても、各ハウスメーカーで独自に開発された技術が上乗せされていることが多く、そうした技術や特徴を紹介するページが詳しく掲載されているのですが、木下工務店の公式サイトでは、あまり構造や工法について詳しく解説されていませんでした。

木下工務店の断熱性能

木下工務店では、「発砲断熱システム」を標準で採用しています。

使用されている断熱材は吹付タイプの「硬質ウレタンフォーム」です。

よく耳にする「グラスウール」や「ロックウール」だと、断熱材と断熱材の間にすき間ができることで断熱性能が低下するなど、職人の施工技術に左右されることが多くあります。

しかし、この発砲ウレタンフォームは吹付施工で隙間ができにくいため断熱性能も高く、長期間安定して断熱性能を発揮することができ、シックハウス症候群等の原因物質を含まない断熱素材として多くのハウスメーカーが採用しています。

こちらも断熱材の厚みなどについては公式サイトでは確認できませんでしたので、担当営業マンに尋ねて確認することをおすすめします。

C値やUa値は?

木下工務店では、公式サイトにてC値やUa値の記載は見つけることができませんでした。

インターネットで「木下工務店 Ua値」などで検索すると、いつくか情報がヒットしますが、それらの数値の真意は不明ですので、C値やUa値について正しい情報を知りたい場合は担当営業マンに直接確認するようにしましょう。

ZEH住宅

木下工務店はZEHビルダーに登録しているので、ZEH住宅を建てることができます。

木下工務店のZEH住宅普及率は以下の通りです。

年度普及率
2022年年度実績25%達成
2021年年度実績24%達成
2020年年度実績23%達成

木下工務店では、2025年度までに普及率55%以上を目指しています。

木下工務店の耐震等級

木下工務店の公式サイトでは耐震等級についての数値は確認することができませんが、以下のような記載があります。

震度7の地震波にも連続6回耐え抜く先進システムを全棟に採用

この先進システムというのが、木下工務店の家すべてに標準搭載されている制震システム「DUOフレーム」です。

DUOフレームは高層ビルの揺れの制御にも使われている制震技術を木造住宅に応用することで、地震時の揺れを最大70%軽減する働きをします。

制震システム「DUOフレーム工法」の特徴について説明します。

  • 揺れを最大70% 軽減!※
  • 繰り返す余震にも効果を発揮!
  • 建物の耐久性や寿命を向上!
  • 土地条件に関わらず設置可能!
  • 維持メンテナンス費用も不要!
  • 2×4工法、新木造軸組工法、どちらの工法も対応!

20年間の地震性能保証

木下工務店は、想定外を想定してこそ安全な家であると考え、確かな耐震性能を立証するため実物大の住まいを建築して振動実験を繰り返し実施しています。

また、「DUOフレーム工法」を採用している建物で、規定通り施工された物件については、万が一地震被害を受けても最大600万円の地震性能保証を受けることができます。

保証とアフター

木下工務店では全棟に50年保証システム「サポートワイド50」を採用していますが、10年後からは有償点検を受けることが延長する条件になっています。

今はローコスト住宅でも初期保証20年や30年というケースが多いので、初期保証10年というのは少し物足りない感じを受けます。

また、白蟻保証や住宅設備に関する保証についても公式サイト内で記載を見つけることができませんでした。

構造躯体初期保証10年(有償メンテナンスを受ければ最長50年)
防水機能初期保証10年(有償メンテナンスを受ければ最長50年)
シロアリ防除不明
地盤保証不明
住宅設備機器不明
無償定期点検10年間

安心サポート

木下工務店では365日、年中無休体制の「24時間コールセンター」を開設し、緊急事態にも迅速に対応してくれます。

施工エリア全域をカバーする経験豊かなカスタマーエンジニアがスピーディーに対応してくれるので、24時間365日安心して暮らすことができます。

家づくりのプロ集団「キノシタマイスター」

木下工務店で最大の特徴といえるのが「キノシタマイスター」の存在です。

マイスターはドイツ語で、「親方」「名人」「主人」「巨匠」という意味の言葉です。

木下工務店ではこの職人としてのスペシャリストを育て技術を継承していくドイツの仕組みにならって「マイスター制度」を導入。そこで認められた職人達を「家づくりのマイスター」と呼び、そのマイスター達の組織を「キノシタ マイスタークラブ」としています。

このキノシタマイスターがいることで、木下工務店はすべて自社で設計・施工を行うことができます。

多くのハウスメーカーは下請け業者に施工を任せたりするのですが、施工業者に要望が伝わっておらず工期遅れが発生したり、手抜き施工や近隣とのトラブルなどが起こりやすくなりますし、当然外注することで人件費などのコストも余計にかかります。

自社による「直営施工」というシステムを採用することで、木下工務店の社員監督が「キノシタ マイスタークラブ」の職人を直接手配・管理することができ、施工品質と予算管理の透明性を確保することができ、コストバランスの良い家づくりを可能にしています。

木下工務店の住宅展示場一覧

2023年7月時点で、木下工務店の家を建てることができるエリアは以下の地域です。

東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、宮城県
※茨城県は2023年8月出店予定、宮城県は2023年秋ごろの出店予定

東京23区

展示場名住所電話
新大久保展示場東京都新宿区百人町2-2-32
総合住宅展示場ハウジングステージ新宿内
03-6457-3831
石神井展示場東京都練馬区下石神井1-8-4
石神井住宅公園 No.12
03-3904-9211
豊洲展示場東京都江東区豊洲6-1-9
スマートハウジング豊洲まちなみ公園 No.6
03-3531-5701
加平展示場東京都足立区加平1-4-8
環七・加平ハウジングギャラリー内
03-5697-4971
池袋展示場東京都板橋区向原1-5-6
池袋・千川ハウジングギャラリー No.3
03-6279-0731

横浜市

展示場名住所電話
港北インター展示場神奈川県横浜市都筑区川向町989
港北インター住宅公園 No.9
045-471-1261
横浜展示場神奈川県横浜市西区西平沼町6-1
tvkハウジングプラザ横浜 No.4
045-324-8871

木下工務店に関するよくある質問

木下工務店について今回紹介しきれなかった部分や、ネットなどで良く質問されている内容などをまとめてみました。

リフォームもやっているの?

木下工務店はリフォーム事業にも力を入れています。

その証拠に新築住宅では進出していない、大阪府や愛知県名古屋市にもリフォーム専門の営業所があります。

リフォーム事業は「木下のリフォーム」という専門部署があるので、一戸建てからマンションまで総合リフォームをお願いすることができます。

もちろん木下工務店で建てた家に限らず、他社で建てた家、分譲マンションまで対応可能です。

木下工務店の建売住宅ってどうなの?

木下工務店は、創業時こそ建売住宅の販売にも力を入れていましたが、2023年現在は建売分譲の物件は見当たりません。

ただ土地開発の分譲地販売には今でも力を入れているようなので、そうした自社の分譲地で建売住宅の販売をしている可能性はあります。

公式サイトを見ても分譲地の情報や建売住宅の情報は見当たりませんでしたので、実際に担当の営業マンに尋ねてください。

また木下グループに「木下不動産」という部門があるので、分譲地や建売住宅などは、木下不動産が専門的に取り扱いしている可能性もあります。

土地探しからお願いできますか?

出典:【JFEライフ株式会社】不動産

木下工務店に土地探しから相談することは可能です。

木下工務店では定期的に土地探しについての「講習会」や「相談会」を開催していますので、そちらに参加するのもいいですし、担当営業マンに直接お願いすることもできます。

テレビCMはありますか?

木下工務店のテレビCMには元卓球選手だった「水谷 隼さん」が出演しています。

木下工務店の動画ギャラリーというページでは、テレビCMやルームツアーなど家づくりに役立つ情報を動画で公開しています。

木下工務店のテレビCMやルームツアー動画はこちらからご覧になれます

まとめ

木下工務店は、坪単価が規格住宅込みで47万円~70万円なので、どちらかと言うとミドルクラスのハウスメーカーに分類されます。

同クラスだと一条工務店などになるので、比較する際は参考にしてみてください。

最大の特徴はキノシタマイスターというプロ集団が長年培ってきた技術を家づくりに注いでくれるので、安心して家づくりを任せることができます。

ただし、木下工務店の公式サイト内では構造などの躯体については、あまり詳しく解説されていません。

断熱材はどれくらいの厚みを入れているのか?
断熱性能を比べる指標にもなっているC値やUa値はどれくらいの数値なのか?

など、サイトで公開されてない情報が気になるところです。

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