外資系企業への転職でTOEICで何点以上必要なの?求められる目安は?

外資系企業への転職でTOEICで何点以上必要なの?求められる目安は?

外資系企業への転職にTOEICは必須?

外資系で働くのにTOEICで必要な点数は何点?

TOEICで高得点を目指す勉強法とは?

外資系企業への転職を検討するなかでTOEICの点数は何点ぐらい必要なのか、TOEIC以外にどのような資格が転職に有利なのか気になる人も多いでしょう。

この記事では、外資系転職にTOEICは必須なのか必要なTOEICの点数年代別の転職に有利なTOEICの点数などについて詳しく解説していきます。

また、TOEICで高得点を取るための勉強方法についても解説するので、英語の勉強法を見直したい方は必見です!

外資系企業への就職や転職を検討している方はぜひ、参考にしてみてください。

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外資系企業への転職にTOEICは必須?スコアなしでも転職可能?

外資系企業では日常的に英語が使われる環境だとイメージしている人が多くいます。

外資系企業へ転職する際、語学力の証明としてTOEICは必須なのか、もしくはTOEICのスコアがない場合でも転職が可能なのかを解説します。

TOEICの受験経験がない人もしくは過去に受験をしているが現在はスコアを持っていない人は、ぜひ参考にしましょう。

TOEICスコアが転職の必須条件とは限らない

外資系企業へ転職をする際、応募条件に企業が希望するTOEICの点数の記載があったとしても、TOEICのスコアが転職の必須条件とは限りません

外資系企業の多くはTOEICスコアを応募条件に入れているものの、求人へ応募してくる人へ求めている英語力の目安として記載している場合もあるからです。

また、外資系企業のバックオフィスでは高い英語力を求めていない場合もあるので、TOEICのスコアなしでも採用される可能性は十分あります

ただし、英語力を求める外資系企業の書類選考TOEICスコアが条件に満たない人落とされる可能性もあるので、TOEICスコアを持っておくと転職活動を有利に進められます

そもそもTOEICは何点取れたらすごいの?

ネイティブスピーカーに近いレベルはTOEICの900〜990点です。

TOEICで900点以上ある人は語彙文法文章の構成正確に把握し、日常会話からビジネスまで流暢にこなすことができます。

ノンネイティブでTOEICが900点ある場合、ビジネスでも困ることがない語学力を持っているという証明になり、外資系企業の人事が積極的に採用したい人材と言えます。

TOEIC890点のレベルは?全受験者のうち何割いる?

TOEIC890点のレベルは言い回しなどで理解できない言葉が一部あるものの、英語でコミュニケーションを取ることにほとんど問題がないレベルです。

また、英語長文やビジネス英語も理解でき、ネイティブと英語を使っての議論ができるレベルです。

TOEIC800点以上を取得している人は全受験者のうち約1割とわずかです。

海外で育った人もしくは留学経験者TOEIC890点を取れる可能性はありますが、留学未経験者海外の英語に触れたことがない人取得するのは難しい点数と言えます。

最終的に英語力は面接選考でチェックされる

外資系企業の選考には英語による面接が複数回にわたってあり、実際の英語力は面接選考でチェックされます。

外資系企業ではメールや書類作成よりも会話のシーンで英語を使うことが多いので、英語面接では英語力を測るのと同時にコミュニケーション能力もチェックします。

選考前はTOEICスコアだけを意識する人が多いですがTOEICスコアだけではなく、自分の意見をしっかり伝えられるよう英会話力を鍛えておく必要があります。

もし、英会話に自信がない場合は英会話レッスンの受講やSNSなどを活用してランゲージエクスチェンジ(言語交換)などで会話力を鍛えるのが有効です。

外資系企業入社後もTOEICスコアは重視される?

外資系企業入社後にTOEICスコアが重視されることは少ないです。

外資系企業が働く人材に求めているのは、ビジネスシーンにおける実用的な英語力だからです。

実用的な英語力がない人は仕事上で重大なミスを起こしてしまう可能性もあるので、TOEICスコアでわかる英語力よりも実用的な英語力が重要なのです。

外資系企業へ入社後はTOEICスコアよりも英文メール英語での会議打ち合わせ商談などが問題なくこなせる英語力の習得に意識を向けましょう。

外資系で働くのにTOEICで必要な点数は何点?

外資系企業で働く場合に必要なTOEICの点数は何点なのかを解説します。

外資系企業への就職や転職を検討している人、TOEICの受験を検討している人はぜひ参考にしましょう。

外資系企業に転職したいならTOEIC700点以上が目安?

外資系企業といっても業界職種によって求められる英語力が異なりますが、外資系企業へ転職したいならTOEIC700点以上が目安です。

TOEIC700点は英検で準1級に該当し、手順が決まっている定常的な業務であれば問題なく英語で対応できるレベルを意味します。

TOEICスコアが700点以下でも外資系へ転職できるチャンスはありますが、希望配属先がフロント営業管理職などの場合は高い英語力が求められるので転職は難しいでしょう。

求人の資格欄で見るビジネスレベルの英語力とはTOEICの何点?

外資系求人の資格欄で目にする「ビジネスレベルの英語力」とは、TOEICの点数が730点以上の人のことを意味します。

外資系企業のなかには基準とするTOEICの点数は決めていないものの、ビジネスレベルの英語力があると望ましいという理由で、求人情報に記載していることがあります。

ただ、TOEICの点数が730点以上に満たなくても、留学経験英語に携わる業務経験がある場合は採用の検討材料にしてもらえる可能性があります。

駐在員志望の人は必見!TOEICの海外勤務レベルは?

企業が海外部門の社員に期待するTOEICスコアは570〜810点です。

このスコアはTOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会のリサーチ結果をもとにしています。

ただ、あくまでリサーチ結果なので外資系企業の業界や職種によっては、もっと高い英語スキルを求められる場合もあるので注意しましょう。

【業界別】外資系転職で求められるTOEICスコアを徹底解説!

外資系企業といっても業界や職種はさまざまで、求められる英語力にも差があります

業界別に外資系転職で求められるTOEICスコアを一覧にして解説します。

外資系転職で業界別の英語レベルが気になっている人、TOEICの受験を検討している人はスコア目標としてぜひ参考にしましょう。

金融

外資系金融業界への転職を希望する場合、TOEIC800〜900点を目指しましょう。

英語を使って細かなやり取りをする外資系金融業界では、少しの聞き間違いや聞き漏れなどが重大ミスへ発展し、会社に莫大な損害を出してしまうケースがあるからです。

そのため対面での会話だけではなく、電話でもスムーズにコミュニケーションが取れる英語力が求められるのです。

コンサルファーム

外資系コンサルファームの業務内容にもよりますが、TOEIC800〜900点以上を目指しましょう。

クライアントと英語で細かなやり取りをしたり、経営方針についてプレゼンをしたりなど常に高い英語力が求められるからです。

また、中途採用人材には英語力以外でコンサルティングファームでの業務実績も問われるので、面接などでしっかりアピールできるよう準備をしておきましょう。

商社

外資系商社の場合、英語での取引や商談などで英語を使用する機会が多くあり、最低でもTOEIC750点の英語レベルが求められます。

商社では駐在員として海外へ派遣されるケースも多く、TOEICの点数だけでなく実践的な英語を使って活躍できる人材を求めています。

また、外資系商社は人気が高い業界なので競争倍率が高く、TOEICスコア以外に留学海外での在住経験などを面接でアピールすると有効です。

ホテル

ホテル業界ではゲストサービスなどで多国籍なゲストと関わる機会が多いので、日常会話がスムーズにできる英語レベルとしてTOEIC600点以上を目指しましょう。

また、外資系ホテルの上層部本国から日本へ派遣されているケースが多いので、マネージャー以上になると外国籍の上司とのやり取り本国との会議に参加をする機会が増えます。

そのため、TOEIC700点以上のビジネスレベルの英語力が求められることもあります。

メーカー

外資系メーカーへの転職の場合、配属される職種によって求められるTOEICスコアに差がありますが、転職時に最低でもTOEIC700点以上あると安心です。

しかし、管理職などで本国と密に連絡を取り合うポジションに配属された場合はTOEIC800点以上の英語力が求められます。

また、電気・電子関係のエンジニアの場合は論文やコードを読む必要があるのでTOEIC800〜900点があると望ましいです。

年代別のターゲットスコアを解説!外資系転職で有利なTOEICの点数や英語レベルとは?

外資系企業の特徴は年齢や社歴に関係なく業務経験やスキル、能力があれば転職が可能という点ですが、転職に有利なTOEICの点数があるのか気になる人も多いでしょう。

年代別に外資系転職で有利なTOEICスコア英語レベルを解説します。

20代転職の場合

転職後も継続して勉強してくれるだろうという企業からの期待もあり、TOEICスコアが600点に満たなくてもやる気姿勢、熱意などを重視する企業が多いです。

また、企業としてはなぜ20代の早い段階で転職をしたいのかという動機重要視しています。

入社後にどのようなことに取り組みキャリアアップしたいか、具体的な目標なりたい人物像などを面接でアピールすると効果的です。

30代転職の場合

TOEIC600点以上が望ましいですが、30代の外資系転職ではTOEICスコア以外で業務実績コミュニケーション能力などの即戦力となるスキルが重要視されます。

履歴書や面接などでは20代と比較されるケースも多いので、これまでの業務実績経験などのエピソードを話すと入社後の活躍をイメージされやすく、採用の可能性が高まります

40代転職の場合

40代での外資系転職では30代と同様、TOEIC600点もしくはTOEIC700点以上を持っていると30代との差をアピールでき、採用される可能性が上がります

また、40代の中途採用人材には上司マネージャーなどの管理職として、係内をまとめるマネジメント能力も求められます。

リーダーとしてプロジェクトを成功させた実績社員教育などの経験があれば、面接でしっかりアピールしましょう。

外資系企業への転職で役立つ!TOEIC以外の資格一覧

将来的に海外駐在などを目指したい人は、TOEIC以外の資格にも視野を広げておくと駐在員に選ばれる可能性が高くなります。

TOEIC以外にも外資系企業への転職で役立つ資格として、以下のような資格があります。

TOEFL

TOEFL(Test of English as Foreign Language)は英語を母国語としない人が英語力を測定するための試験です。

実生活で必要とされる「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能を総合的に測定し、大学入試から海外留学、就職までグローバルなシーンで通用する英語能力スコアです。

また、TOEFLはTOEICよりも海外での知名度が非常に高い試験のひとつなので、将来的に海外での就職を検討する人にもおすすめの資格です。

国際連合公用語英語検定試験

国際連合公用語英語検定試験は国連の普及活動の一環としてスタートした英語の検定試験で、日本の外務省が後援している信用度が非常に高い試験です。

英語力以外にも国際政治経済国際問題などへの理解力も問われるので、難易度は非常に高いです。

また、受験級が特A級〜E級までの全6級あり、特A級は日本で受験できる英語試験のなかで最高難易度とされています。

将来、国際機関などで働きたい人は資格の取得を検討しましょう。

日商ビジネス英語検定試験

日商ビジネス英語検定試験は日本商工会議所および各商工会議所が実施するビジネスシーンで使う英語力を測定する試験です。

試験は1〜3級に分かれており契約書報告書企画書請求書海外取引全般など、ライティングに重点を置いているのが特徴です。

知名度は高くありませんが資料作成などが多い業務の場合、実践的な英語力が身についているアピールとして有効です。

Linguaskill Business

Linguaskill Businessはビジネスシーンで使う英語のコミュニケーションスキルを測定する試験です。

主に欧州やカナダ、ニュージーランド、東南アジア、中国など世界50カ国の企業や団体で活用されています

試験内容はスピーキング、ライティング、リーディング&リスニングの3種類から選択でき、自分に必要な科目だけ選んで受験できます。

営業活用やクレーム対応、職務内容の説明など実際のビジネスシーンに特化した試験内容になっており、習得すると転職で大きな武器となるでしょう。

実用英語技能検定

実用英語技能検定は文部科学省公認の試験で、日本において一番馴染みのある英語試験といえます。

試験は5級〜1級まで全7級があり、「話す」「書く」「読む」「聞く」の4技能を測定できます。

日本では学生時代に取得を目指す人が多く、転職の際の履歴書には2級以上の取得が有効と言われているので覚えておきましょう。

また、実用英語技能検定の海外知名度は低いものの、日本での知名度は高いので採用基準として参考にする外資系企業が多く、取得しておけば語学力の証明になります。

外資系転職を成功させる近道!TOEICで高得点を目指す勉強方法まとめ

TOEICで高得点を目指したくても効果的な勉強方法を知らなかったり、一定以上の点数からなかなか点数が上がらないと悩んでいる人も多いでしょう。

TOEICで高得点を目指す勉強方法を以下にまとめました。

現在の英語力を確認し、作戦を練る!

TOEICで高得点を取るためには、今の自分の英語力を把握することが非常に重要です。

自分の英語力がどのレベルであるかを正確に理解することで、効果的な勉強カリキュラムを考えることができるからです。

また、苦手箇所を特定することで試験前には重点的な特訓必要な勉強量の把握もでき、効率的に勉強を進めることができます。

音読とシャドーイング

音読とシャドーイングはアウトプット学習として効果的な勉強法です。

日本の学校の多くは「読む」「書く」などのインプット学習をメインに英語教育を進めていますが、インプット学習だけでは英会話力を上げるのは難しいです。

しかし音読でスピーキング力を、シャドーイングでリスニング力をはるかに向上できます。

外資系企業はメールや書類作成以外に英語での会話力も求めているので、音読とシャドーイングは英会話に効果的な学習方法なのです。

キーになる単語拾いを練習する

TOEIC試験は問題数が非常に多く制限時間内に最後の問題まで辿り着けなかった経験がある人も多いです。

制限時間内に全問を解くには問題文の全文を読むのではなく、キーになる単語を見つけて回答を考えるのが効率的なTOEICの問題の解き方です。

速読のようにキーになる単語を拾うことで短時間で多くの文章を読むことができ、問題を解くスピードを格段に上げられます

過去問を多く解き、スピード感を身につける

TOEICの問題は各パートごとに特徴があるので過去問を多くこなすことで問題に慣れ、スピード感を身につけられます

また、TOEICテストのパートごとの解き方を解説している問題集もあるので、参考になるでしょう。

ただ、TOEICテストの難易度年度受験する回によって差があり、過去問で正解率が高くても実際のテストでは正解率が大幅に下がってしまうこともあります。

過去問から苦手箇所の抽出言い回し表現ことわざなどの表現を覚え対策しましょう。

外資系企業への転職を目指すなら転職エージェントがおすすめ!

外資系企業への転職を目指す際、転職エージェントを利用するメリット・デメリットについて解説します。

まだ転職エージェントを利用したことがない人や外資系転職を検討している人は、ぜひ参考にしましょう。

転職エージェントを利用するメリットは?

転職エージェントを利用するメリットは多くあります

転職エージェントは年齢性別に関係なく誰でも簡単に登録でき、利用料金も無料で案内されているので求人の閲覧から応募まで一貫して無料でサービスを受けられます

また、転職エージェントに登録した会員しか見ることができない非公開求人の閲覧・求人の紹介サービスもあり、人気企業の求人いち早く見つけることも可能です。

そして、キャリアアドバイザーから履歴書の書き方や面接の受け方などのアドバイスを受けられるサービスもあり、初めての転職でも安心して利用できるメリットがあります。

デメリットはある?

求人の応募までに日数がかかってしまうデメリットがあります。

転職エージェントを利用するには、登録作業後に担当のキャリアアドバイザーと面談をする必要があるからです。

また、転職エージェントのなかにはアドバイザーとの面談後、求職者のニーズに合った求人を紹介する流れが多求人情報を自分で見て探すことができないデメリットがあります。

まとめ

外資系企業への転職にTOEICは必須なのか、外資系で働くのにTOEICで必要な点数は何点などについて解説しました。

外資系企業の業界や求職者の年代によって求められるTOEICスコアに差があるので、希望する転職先がTOEIC何点を求めているのか、事前によく確認しましょう。

また、TOEICで高得点を取得するために音読シャドーイングキーになる単語拾いなど、英語力を飛躍的に上げる方法をすぐに実践してみましょう。