近年日本ではフリーランスを目指す人が増加しています。
フリーランス向けの求人も増えてきているので、会社員をやめてフリーランスになりたい方も多いでしょう。
しかし、フリーランスは自由に働けるという魅力ばかりが先走り、実際はどうなのかわからない人もいるはずです。
そこで、この記事ではフリーランスが本当に楽なのか、またフリーランスが抱えている苦悩について解説しています。
さらに、フリーランスになる前にやっておくべきことも説明しているので、フリーランスは自分に向いているのか、今のうちに確認しておきましょう。
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フリーランスは楽しい?楽な部分3つを紹介
フリーランスが楽である点は、以下3つです。
フリーランスは頑張った分稼げる
フリーランスは頑張った分稼げる「成果報酬型」です。
会社員のように決まった給料があるわけではないので、たくさん働いた月は収入が増えますし、下がることもあり得ます。
自分がどれぐらい働けばどの程度の年収を得られるのか把握しておけば、自分のペースで働くことが可能です。
フリーランスは自由なスタイルで働ける
フリーランスは自由なスタイルで働けます。
たとえば自分の部屋だけではなくカフェや図書館など、好きな場所で働くことが可能です。
そのため、フリーランスは自分の好きなように、自分のモチベーションにあわせて働くことが可能なので、楽といえるでしょう。
煩わしい人間関係がない
フリーランスには、煩わしい人間関係がありません。
上司との上下関係や、取引先との関係、さらには育成すべき後輩もいないので人間関係に悩むことがなくなります。
フリーランスは基本的に自分ひとりで働くスタイルですし、関係を持つのはクライアントの方のみです。
つまり、フリーランスは仕事以外に悩まされることが少なくなるため、楽といえるでしょう。
フリーランスが楽ではないリアルな現実
フリーランスには楽な部分がある一方、楽ではないと感じる部分もあります。
それは、以下の2つです。
世間体をきにしてしまう
フリーランスは社会的信用が薄いため、世間体を気にして不安に思う方もいます。
実際に、フリーランスだとクレジットカードが作りにくく、ローンも組みにくいと言われています。
それは、日本にいるフリーランスの人口が圧倒的に低いからです。
たとえば「fleelance forward」によると、アメリカのフリーランス人口は労働人口の35%以上と言われており、近いうちに50%はフリーランスになるようです。
日本もアメリカのようにフリーランス人口が増え、フリーランスが当たり前である風潮になっていけば、世間体を気にしなくてもよくなるでしょう。
意外にコミュニケーションが多くて面倒
フリーランスは意外にコミュニケーションが多いです。
なぜなら、まったく誰とも話さないわけではなく、クライアントとは定期的に連絡を取り合うことになるからです。
上下関係があるわけではないですが、ある程度のコミュニケーションは必須となるため、思っていたのと違う働き方になる方もいるでしょう。
フリーランスで楽になるメリット
フリーランスで楽になるメリットはあります。
それは、以下の3つです。
働き方に幅がある
フリーランスは働き方に幅があります。
フリーランスのほとんどは業務委託ですが、なかには常駐型の仕事もあり、働き方は多種多様です。
フリーランス用のエージェントに登録すれば、幅広い内容の案件もめぐってくるため、やりたいことにチャレンジしやすい環境であると言えるでしょう。
経験に応じて単価は高くなっていく
フリーランスは、経験やスキルに応じて単価が高くなっていく特徴があります。
実務経験があれば尚更報酬は増えていきますし、単価も高くなっていく傾向にあります。
フリーランスは信頼を勝ち取った分報酬につながるので、多くの案件で経験を積むことで収入が増えていくでしょう。
出勤しなくてよくなる
フリーランスは基本的に出勤しなくてもよいです。
業務委託がほとんどなので、出社する必要がなく自分の好きな場所で仕事ができます。
長い出勤時間や、満員電車に乗ることが不快な方にとっては、非常に楽になるメリットだと言えます。
フリーランスで楽ではない部分
一方、フリーランスにも以下の3つの点において楽ではない部分があります。
経験によっては働き方に幅が持てない場合もある
経験によっては働き方が狭まることもあります。
スキルがあっても実務経験がないと応募もできない案件がなかにはあるため、必ずしも働き方に幅があるとは言い切れません。
職種によっては単価が安いことも
フリーランスは職種によって単価が安いこともあります。
たとえばフリーランスエンジニアの場合、平均的に単価は40万円程あるため、働く時間が少なくてもある程度稼ぐことが可能です。
Webライターの場合、文字単価が0.2円の案件もあります。
そうなると、仕事の受注を増やさないと稼ぐことができません。
このことから、選ぶ職種や選ぶ案件によっては思うように稼げないこともあります。
人間関係に気を遣う
フリーランスも、人間関係に気を遣うことがあります。
クライアントとの連絡は必須となりますし、複数の企業と契約を結んでいる場合は締め切りなどの調整も必要になってくるでしょう。
さらに、仕事を獲得するためには人脈も大切なので、信頼関係を結んでおくことが大事です。
フリーランスになって楽する準備をしておこう!
フリーランスになった後も楽に働けるように、前もって準備しておきましょう。
以下3つについてあらかじめ準備しておけば、フリーランスになった後も悩むことが少なくなるかもしれません。
スキルアップに時間を費やせるか確認しよう
スキルアップのために時間をさけるか自己投資できるか、あらかじめ確認しておきましょう。
1日で仕事をおこなう時間と、スキルアップのための勉強の時間を計画立てておくことも必要です。
またオンライン講座に通うなど、スクールへかける資金や勉強方法についても考えましょう。
フリーランスはスキルアップが重要なので収入を増やして稼いでいくためにも、惜しむことがないか自分と向き合うことも大切です。
お金の勉強をしよう
フリーランスとして独立する前に、節税対策について考えることが大切です。
フリーランスは会社員とは異なり自分で税金を支払う必要があり、厚生年金ではないので年金の金額も下がってしまいます。
さらに支払うべき税金の種類も多いため、iDeCoなどで節税対策をしっかりとおこない、将来の備えについても考えておくことが大切です。
クライアントとコミュニケーションがとれるか試そう
フリーランスこそ、クライアントと信頼関係を築くためにコミュニケーションが大切となります。
ビジネスメールのスキルをいかすことも大切ですし、すぐに返信ができるのか確認もしておきましょう。
また、フリーランスがよく使うコミュニケーションツールをあらかじめ使用しておくこともおすすめです。
使用の多いツールは以下2つです。フリーランスになる前には使い方をマスターしておきましょう。
まとめ|働き方次第ではフリーランスは楽しい!自分に向いているスタイルで働こう。
フリーランスは煩わしい人間関係も出勤もなく、自由に働けるところが魅力的です。
一方、魅力だけではなく、社会的信用が低く、コミュニケーションが意外に大切であったりと、想像していたものと異なる部分もあるでしょう。
しかし、フリーランスは働き方次第では楽しく、楽に働くことが可能です。
集中して働ける場所を探したり、一日にどれだけ時間を費やせるのか考えたり、節税対策を実践したりなど、自分にあった働き方を見つけて楽しく働きましょう。