こんな悩みや疑問を抱えていませんか？
この記事では、フリーランスエンジニアの実態について詳しくご紹介しています。
最後まで読むことで、フリーランスエンジニアの実相が見えてくるでしょう。
また、本編の終盤では、フリーランスエンジニアの働き方や、後悔しないための準備について解説しています。
- この記事の監修および編集協力者
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- 1 フリーランスエンジニアの実態は？
- 2 実態から見るフリーランスエンジニア
- 3 実態から知る！フリーランスエンジニアはやめとけといわれる理由
- 4 フリーランスエンジニアのメリット・デメリット
- 5 正社員エンジニアのメリット・デメリット
- 6 実態を知った上で！フリーランスエンジニアに向く人・向かない人の特徴
- 7 未経験でもエンジニアになれる！エンジニア案件が豊富なレバテックキャリア
- 8 フリーランスエンジニアの3つの働き方の実態とは？
- 9 安心してフリーランスエンジニアで長く働くならエージェントがおすすめ！
- 10 【フリーランスエンジニア】後悔しないための6つの準備
- 11 まとめ｜フリーランスエンジニアを目指すなら入念な準備をしよう！
フリーランスエンジニアの実態は？
フリーランスエンジニアの実態について、以下の2つをご紹介します。
実態①年収の実態
フリーランスエンジニアの平均年収は、約840万円といわれています。
この年収は、フリーランスエージェントの「レバテックフリーランス」が発表したものです。
月額単価で計算すると、約70万円になります。
上記の月額単価は、12カ月で割った単純計算によるもので税金や保険、経費などは差し引かれていません。
そのため、手取りは個人差があることを認識しておきましょう。
実態②年齢構造の実態
フリーランスエンジニアの年齢構造は、下記のとおりです。
- 20代／2.7％
- 30代／13.3％
- 40代／33.8％
- 50代／50.1％
上記は、IT白書2016による調査結果です。
最も多い年齢層は50代で、近年は60歳以上のフリーランスエンジニアも増加傾向にあります。
一方、20代は全体の3％未満と、最も低い水準です。
このことから、40代以上の中高年エンジニアが一定の割合を占めていることがわかります。
実態から見るフリーランスエンジニア
フリーランスエンジニアの現実は厳しく、その末路は悲惨なものだといわれることが少なくありません。
たとえば、失敗例として以下の事例があります。
- 営業活動ができず収入が安定しなかった
- タスク管理ができず健康を害した
- 実績やスキルが乏しく継続案件をもらえなかった
- 未経験に近い状態で独立したが会社員に逆戻りした
- 有事のときに自分一人で解決できなかった
このように、独立して失敗する人もいますが、相対的に成功したエンジニアも一定数存在します。
成功者は常に技術を磨き続け、収入源確保のための営業活動を続けた共通点があります。
楽して稼ぎたい人や、営業力やスキルが乏しい人はフリーランスには向きません。
独立して個人事業主になるなら、積極的な営業活動と技術開発ができるか、自分を振り返ってみることが大切です。
実態から知る！フリーランスエンジニアはやめとけといわれる理由
フリーランスエンジニアはやめておけといわれる理由は、以下の2点です。
それでは、詳しく見ていきましょう。
理由①スキルや実務経験が乏しいと厳しいから
フリーランスエンジニアは、スキルや実務経験が乏しいと厳しくなる可能性があります。
理由は、収入源となる案件獲得が難しくなるためです。
エンジニアに限らずIT業界の技術開発は複雑で、一筋縄ではいかないのが現状です。
そのため、最低でも実務経験3年以上、Webアプリケーションの開発ができるくらいのスキルが望ましいといわれています。
理由②フリーランスは孤独だから
会社勤めと違い、フリーランスは孤独になりやすいのが現実です。
会社勤めだと周囲に同僚や上司が存在します。
仕事上で壁にぶつかったときは社員同士が助け合い、課題をクリアすることが可能です。
しかし単独行動が基本のフリーランスには、仕事をサポートしてくれる同僚や先輩は存在しません。
フリーランスを目指すなら、有事の際もひとりで責任を持って対処できるかがポイントになります。
フリーランスエンジニアのメリット・デメリット
フリーランスエンジニアのメリットとデメリットについて、以下のとおり解説します。
【メリット】
【デメリット】
メリット①自分に合った案件を選べる
フリーランスエージェントに登録することで、仕事が見つからないリスクを避けることができます。
フリーランスエージェントのメリットは、以下の5つです。
- スキルと経験に合った仕事を紹介してもらえる
- 一般募集案件に応募できる
- 担当エージェントに仕事や働き方を相談できる
- 単価が高く継続前提の案件が多い
- 正社員並みの待遇を得られるエージェントサービスもある
フリーランスエージェントを利用すると、仕事探しの苦労が減ります。
本業となる仕事はもちろんのこと、仕事が減ってきたときに副業を探すのもおすすめです。
フリーランスエージェントによって特徴やメリットデメリットがあるので、自分に合ったサービスに登録してみましょう。
メリット②収入アップが見込める
フリーランスで働くなら、エンジニアとしてのスキルをみがき報酬単価が高い案件を獲得することが大事です。
単価の低い仕事やそのほか条件面の悪い仕事をたくさん受注しても、きついと感じるだけで収入は増えません。
単価が高い仕事を受注できれば、稼働時間を増やさなくても収入をキープすることができます。
メリット③経費の使い道が自由
フリーランスエンジニアは、日々の出費を経費とプライベートに振り分けることができます。
在宅で仕事をしているなら家賃や水道光熱費の一部、取引先企業に出社するなら交通費と衣服代の一部を経費計上することが可能です。
また、仕事に必要なパソコンと周辺機器の購入といった大型出費も経費にできます。
デメリット①社会的に信用されにくい
ITエンジニアだけではなく、フリーランスは社会的信用が低いというデメリットがあります。
フリーランスは、企業に雇用され収入の保証がある会社員と違い、いつ無収入になるかわかりません。
そのため、銀行や不動産ローンの審査などが厳しくなる傾向にあります。
クレジットカードや賃貸契約の申込みも、フリーランスだと通らないこともあるでしょう。
審査が必要な契約関係は、フリーランスになる前に済ませておくことが大事です。
デメリット②保険は全額自己負担
フリーランスエンジニアが納付する税金や保険料は、所得によっては会社員よりも高額になります。
フリーランスが利用できる控除の種類は限られており、会社員の給与所得控除よりも控除額が少ないという特徴があるからです。
また、国民健康保険や国民年金に扶養制度がなく、家族がいる場合は人数分の保険料を納付する必要があります。
税金や保険料が高い上に、福利厚生がないところもフリーランスエンジニアのデメリットです。
仕事に関わる出費は経費として計上できるので、課税所得額が低くなるよう工夫をしましょう。
デメリット③すべてが自己責任になる
フリーランスエンジニアは、仕事においてすべて自分で責任を負う必要があります。
トラブルが起こっても、フォローしてくれる同僚はいません。
仕事の受注や契約条件、納期、成果すべてが自己責任となり、収入に直結します。
自分のペースで働けることは大きなメリットですが、仕事と生活をしっかり管理できなければフリーランスとして働くのは難しいでしょう。
正社員エンジニアのメリット・デメリット
正社員エンジニアのメリットとデメリットについて以下のとおり解説します。
メリット①収入に困らず福利厚生がある
会社から固定給を支給してもらえるため、正社員エンジニアは収入に困ることがありません。
もちろん会社が健全な経営をしていることが前提になります。
また、正社員の場合は健康保険や雇用保険などの福利厚生が充実しています。
収入や自由よりも安定を重視するなら、正社員エンジニアがおすすめです。
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メリット②上司や先輩からサポートが得られる
正社員エンジニアは、会社の上司や先輩から手厚いサポートが受けられます。
エンジニアの仕事は複雑でレベルが高いもの。仕事上、どうしてもつまづくポイントがあり、自力では解決できないことも多々あるでしょう。
自分が窮地に陥ったとき、周囲の助けを借りることで、難局を乗り越えることができます。
また、システム障害や顧客とのトラブルがあった際も、上司や先輩の指導で乗り越えやすくなります。
デメリット①収入額が頭打ちになる
正社員エンジニアは収入は保証されても、固定給以上の額を稼ぐことが難しい欠点があります。
上述したように、社員の給料は会社の業績に左右されます。
企業によっては、社員の昇給まで力が及ばなかったり、会社の方針で給与形態を見直さないところもあるでしょう。
会社の都合に振り回されず、働いた分だけの収入を得たい場合は、フリーランスを検討してみてください。
デメリット②時間や場所に制約がある
時間や場所の制約があることも、正社員エンジニアの大きなデメリットです。
ただ、2020年以降はコロナの感染拡大にともない、全国各地で在宅ワークが浸透しました。
世界的なパンデミックの影響により、一部の正社員エンジニアは場所を問われない働き方が実現したかもしれません。
また、在宅勤務により煩わしい人間関係から解放された人もいるでしょう。
しかし、ほとんどのケースで正社員が働く場所は職場と限定されています。
また、働く時間帯も平日の日中と固定されているのが一般的でしょう。
このことから正社員エンジニアには、まだまだ働く場所と時間の縛りがあると想定されます。
実態を知った上で！フリーランスエンジニアに向く人・向かない人の特徴
フリーランスエンジニアが難しい人の特徴に、以下の5つが挙げられます。
それでは、具体的に見ていきましょう。
人と意思疎通ができない人
人との意思疎通ができない人は、フリーランスエンジニアに向いていません。
理由は、クライアントの意図を汲み取らなければ、仕事に反映できないためです。
フリーランスは単独行動のため、人とのコミュニケーションは発生しないと誤解されます。
確かに会社員のような、社員同士で意思疎通する機会はないでしょう。
しかし、発注先であるクライアントとは、最低限の接触が発生します。
業務を請け負うものとして発注先の要望を聞き取り、最善を尽くすのは当然の使命なのです。
営業活動ができない人
フリーランスエンジニアにとって、営業ができないことは致命傷になります。
エンジニアは技術が高いだけでは、稼ぐことができません。
自ら働き口を見つけなければ、お金は1円も発生しないのです。
これは、副業としてクラウドソーシングを利用する場合も同じことがいえます。
ただ会員登録して待つだけでは、仕事を受注できません。
「自分はこんな強みがある」「いくらから案件を受けられる」などの的確なアピールができないと、クライアントの目にとまらないのです。
どうしても営業が苦手な場合は、会社員として働き続ける方が賢明といえます。
自己成長ができない人
不勉強で自己成長ができない人も、フリーランスエンジニアに向いていません。
理由は、時代に沿った新しい技術を提供できないと、すぐに競合に追いつかれ負けてしまうからです。
時代遅れなスキルしか提供できないエンジニアは需要が減り、フリーランスとしての存続価値がなくなるでしょう。
スキルや実務経験が乏しい人
エンジニアとしてのスキルや実務経験が乏しい人も、フリーランスには向きません。
フリーランスエンジニアとして存続するためには、スキル、継続年数、実績、収入確保のためのネットワークが必須です。
最低でも実務経験は3年以上が望ましいです。
会社勤めに満足している人
今の会社勤めに満足している人は、フリーランスエンジニアに向かないでしょう。
フリーランスには自由と引き換えに煩わしい業務が多く発生します。なかでも最大の壁となるのが、収入源の確保です。
もちろん、手厚いサポートをしてくれる会社の上司や同僚は存在しません。
このほか、商売道具であるデバイスや場所の確保など、設備投資も必須です。
このように、フリーランスになると環境が変化する上、大きな初期投資がかかります。
今のサラリーマン生活に不満がないのであれば、無理に脱サラしないことが得策です。
もしくは、会社員エンジニアとして別会社に転職してもよいでしょう。
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| 案件数 | 21,874件（2023年12月） |
|---|---|
| 案件数（リモート・在宅） | 12,363件（2023年12月） |
| 最大の特徴 | ITエンジニア/デザイナー向け |
フリーランスエンジニアの3つの働き方の実態とは？
フリーランスエンジニアの働き方は、以下の3つがあります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
働き方①常駐型
常駐型とは、契約先である現場に赴いて業務を遂行する働き方のことを指します。
3ヶ月、6ヶ月といった契約期間を決め、満了になれば更新や再契約をするのが一般的です。
給料は契約期間ごとに支払われます。
また、常駐型には以下のようなメリットがあります。
- 継続案件を受注しやすい
- 大手企業の案件を受注しやすい
- 在宅より収入が安定しやすい
- 多種多様な開発の経験をしやすい
ただし、常駐型は会社員と似た働き方になるため、時間や場所の制約があることを覚えておきましょう。
働き方②在宅型
在宅型とは、案件ごとにクライアントと契約を結び、リモートワークで業務を遂行する働き方です。
フリーランサーの最もポピュラーな働き方といえます。
報酬は成果物、または業務遂行に対して支払われます。
自分で案件や仕事量を調節しやすいうえ、働く場所や稼働時間を選ばないメリットがあります。
ただし、リモート型は自由度が高い分、収入が安定しにくいといった欠点もあるので注意してください。
働き方③個人開発型
個人開発型とは、自力でシステム開発を続ける働き方のことを指します。
会社に所属していると、自分の意見を伝えづらく、なかなか思うような開発を進められない欠点があります。
しかし、個人開発型の場合はそれがなく、すべて自分の思いのまま開発ができるのです。
また個人開発型の場合、発展途上の新しい技術開発にもチャレンジすることができます。
スキルアップや、将来活動資産となるポートフォリオを作りたい人は、個人開発型がおすすめです。
ただし時間の確保が難しい点や、開発によってお金がかかる場合もあるので注意しましょう。
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【フリーランスエンジニア】後悔しないための6つの準備
フリーランスエンジニアになると決めたら、最低限の準備は必要になります。
フリーランスに転身してから後悔することのないよう、最低限下記の6つは事前に準備しておきましょう。
準備①足りないスキルを習得する
フリーランスエンジニアに転身する前に、不足しているIT技術は必ず習得しておきましょう。
IT業界では、スキルと実務経験が足りない場合、継続的に仕事を受注できません。
また、フリーランサーは収入のネットワークを広げるための営業力が必須です。
技術畑な姿勢ではすぐに仕事が入らなくなり、生計が成り立たなくなるでしょう。
営業活動が苦手でも、クラウドソーシングを活用して自己PRするなど、勇気を持って行動することは大切です。
準備②クレジットカードを作っておく
正規雇用と違い、フリーランスは社会的信用が低い傾向にあります。
そのため、会社に所属している間に、クレジットカードを最低1枚は作っておきましょう。
クレジットカードは、独立後もさまざまなシーンで活用できます。
たとえば、設備投資となるパソコンや作業デスクなどを購入する際も、必要になるでしょう。
とくにローンを組むときは、クレジットカードが大いに役立ちます。
銀行のカードローンなどは、フリーランスに転身すると審査に通過しづらくなるので、注意してください。
準備③クラウドソーシングに登録する
フリーランスエンジニアとして活動する際、クラウドソーシングサービスを活用すると比較的案件を獲得しやすくなります。
クラウドソーシングは、さまざまな業種の人材と発注者をマッチングさせるサービスです。
とくに、駆け出しのころはアピールできる実績が乏しいため、積極的に活用して仕事をどんどん受注していきましょう。
また会社員のころから、副業として活用しても問題ありません。
フリーランスエンジニアは、下記のクラウドソーシングがおすすめです。
独立して間もないころは、自力ではなかなか収入源を広げることができません。
ある程度のキャリアを積むまでは、クラウドソーシングを活用するのが得策です。
このとき、資産となる作品を用意しておくと、今後過去の実績としてアピールできます。
準備④エージェントサービスに登録する
エージェントサービスを活用するのも、フリーランスエンジニアにはおすすめです。
エージェントサービスは、一般的なクラウドソーシングサイトと似ていますが、以下のような違いがあります。
- 営業活動が苦手でも安定して仕事を受注しやすい
- キャリアプランを相談し適切な回答を得られる
- 福利厚生を受けられることがある
- エンジニア未経験者には不向き
- 現地での業務遂行が一般的なため自由度が低い
エージェントサービスは、希望する案件や実績、スキルなどをヒアリングしたうえで仕事を提案してもらえる仕くみです。
そのため、クラウドソーシングに比べて収入が安定しやすく、ユーザーの満足度も高い特徴があります。
ただし、エンジニア未経験者には不向きなことや、時間が抑制されるなどの欠点があることも知っておきましょう。
準備⑤エンジニアコミュニティとつながりを持っておく
エンジニア専用のコミュニティに参加し、仲間とのつながりを持つことは以下のようなメリットがあります。
- 人脈が広がり仕事の獲得がしやすくなる
- 仕事上のトラブルや課題を解決しやすくなる
- 不安解消や意欲向上につながる
とくに仕事上の課題解決やモチベーションアップには、コミュニティが非常に役立ちます。
フリーランスは、単独行動が主流となるため常に孤独感がつきまといます。
人は孤独を感じたとき、同じ志を持つ仲間の存在があると心強いものです。
SNSでコミュニティの輪を広げることもできますが、以下のコミュニティサイトを活用する方法もあります。
【エンジニア・プログラマー専用コミュニティ】
- Qiita
- stack overflow
- Developersjp
- connpass
【全フリーランサー向けコミュニティ】
- 新しい働き方Lab
- Lancepod
また、仲間やライバルと交流があると、モチベーションやスキルアップにもつながります。
個人で頑張るよりも積極的にコミュニティを活用し、どんどんレベルアップしていきましょう。
準備⑥ブログやSNSなど情報発信媒体を用意する
ブログやSNSなどで情報配信し、仕事を請け負うことも可能です。
クラウドソーシングやエージェントサービスと並行して活用してもよいでしょう。
エージェントサービスなどである程度実績を積めたら、自身の情報媒体のみで仕事を受注することをおすすめします。
まとめ｜フリーランスエンジニアを目指すなら入念な準備をしよう！
フリーランスエンジニアに転身する前に、必ず事前準備を整えてください。
とくに不足しているITスキルの補填や、最初の収入源となるマッチングサービスなどの登録は重要です。
クレジットカードの作成など、安定した雇用契約があるうちにできる手続きも進めておきましょう。
また、個人事業主になると毎年確定申告が必要になります。
確定申告の基本的な知識も、独立前に身につけておくとよいでしょう。