就職活動に出遅れてしまったり、就活してはいるけどうまくいかなかったり、内定がないと焦ってしまいますよね。
限られた時間のなかでも就職活動のやり方を見直せば、成功させることは十分可能です。
7月時点での就活生と企業の動き方や、7月からでもできる対策を解説します。
なぜ内定をもらえていないのか自分の就職活動を振り返って、まずできることに取り組んでいきましょう。

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就活は7月からじゃ遅い?内定率は?
大学4年生の7月になると就職活動を終える人も増えてきて、周りの状況が気になるものです。
7月時点の内定率と、採用活動を継続している企業の割合を紹介するので、実状を確認しましょう。
大学4年生7月時点の内定率
「リクルート就職みらい研究所」の調査によると、大学4年生7月時点での内定率は下記のとおりです。
2023年卒 | 83.3% |
2022年卒 | 80.5% |
2021年卒 | 73.2% |
年によって差はありますが、おおよそ80%前後となっており、5人に1人は内定がないことになります。
内定を獲得していても入社先が確定しているとは限らないので、就職活動を継続している就活生の割合はさらに多いでしょう。
7月に採用継続中の企業割合
「マイナビ」の調査によると、6月までに採用活動を終了している企業の割合は下記のとおりです。
2022年卒 | 2021年卒 | |
全体 | 18.3% | 15.0% |
上場企業 | 19.1% | 14.6% |
非上場企業 | 18.3% | 15.0% |
上場企業のほうが非上場企業に比べて終了時期が早い傾向にはあるものの、8割以上の企業が7月以降も採用活動を続けていることがわかります。
早期に採用を終了する人気企業を除いてはまだまだチャンスがあるので、諦めずに就職活動に取り組みましょう。
就活を続けても決まらないのはなぜ?7月に内定なしの原因
7月に内定を獲得できていないのには、さまざまな理由があります。
7つの原因と対策を併せて紹介するので、実際に内定がなくて悩んでいる就活生は自分に該当するものがどれなのか考えてみてください。
自己分析ができていない
自己分析は就職活動の基本中の基本ですが、しっかりとできていない就活生が多いです。
自分をわかっていないまま面接に挑んでも、初対面である面接官がわかってくれるはずがありません。
企業は自社で活躍してくれる人材を採用したいのですから、就活生のことを理解できなければどう活躍するか判断できず内定は出ないでしょう。
これまでどんな経験をしてきてそこからなにを学んだのか、これからなにをしたいのか、それはなぜなのか、まずは繰り返し自分に「なぜ」「なに」を問いかけてみましょう。
企業研究・業界研究ができていない
企業・業界研究ができていなくて理解が浅いと、本当に自分に向いているかがわかりませんし、企業側からも志望度が低いと判断されます。
たとえば初対面のひとに「好きです」と言われても、「私のこと知らないのにどこが好きなんだろう」と思う方が多いはずです。
同じように、面接官も「会社のこと全然わかってないみたいだけど本当に働きたいのかな」と感じるのです。
志望企業について調べるのはもちろん、同業他社も含めた業界研究をおこない「なぜ業界のなかでその企業に入社したいか」をしっかり説明できれば、説得力が生まれて高評価を得られます。
ESの完成度が低い
エントリーシート(ES)の作成は手間がかかりますし苦手な方も多いですが、締切間際に慌てて作成したものは企業にも見抜かれます。
「書類じゃなくて実際に会えば伝わる」と考える人もいますが、倍率の高い人気企業では書類選考がおこなわれるので、エントリーシートがしっかり書けなければ会ってもらうこともできません。
エントリーシートの基本的な書き方を守るのはもちろんですが、とくに下記の点に気をつけてください。
- 一文が長すぎないか
- 誤字脱字はないか
- 文字は読みやすいか
手書きの場合は、字がうまくなくてもいいので丁寧に書くことを心がけましょう。
選考対策ができていない
面接は場数を踏むことで慣れていくので、対策をせずに挑んでうまく答えられる方はほとんどいません。
予想していない質問がきたり、話す内容が飛んでしまったりと、イメージどおりに答えられないことばかりです。
話す内容をまとめたら、頭で覚えるだけではなくて必ず繰り返し口に出して話す練習をしてください。
また、初めての面接が第一志望群の企業というのは極力避けたいので、模擬面接の機会を活用したり、興味のある企業を積極的に受けたりして場の雰囲気に慣れておきましょう。
人気企業ばかり受けている
大手志向自体は悪いわけではないのですが、人気企業ばかり受けていると結果的にどの企業からも内定をもらえないことがあります。
知名度の高い大手は待遇がよく経営の安定性も高い企業が多いため人気が集中し、必然的に倍率が高くなるのです。
大切なのは自分が望む生活を送ることなので、平均年収の高い大企業に入ったからといって幸せになるとは限りません。
中小規模でも優良企業は多く存在するので、企業規模にこだわらずに早い段階で視野を広げましょう。
エントリー数が少ない
数打てば当たるわけではありませんが、エントリー数が少なければその分可能性を狭くしてしまうことになります。
エントリー数が少ないことにはいくつかの原因が考えられますが、一番多いのは視野が狭くて業種・職種を絞りすぎていることです。
また、多くの業界を見てはいるものの、理想が高くてどの企業も候補に入らないケースもあります。
エントリーをしてより深く知ることで見えてくる企業の魅力もあるので、まずは20社を目標に興味のある企業にエントリーしてみましょう。
部活や公務員試験に集中していた
部活や公務員試験に集中しているために一般企業の就職活動に手をつけられないケースがありますが、焦る必要はありません。
真剣に部活に取り組んでいたエピソードは継続力や忍耐力をアピールできるので、しっかり伝えることができればむしろプラスに働きます。
公務員を目指していたのも将来を考えてのことなので、マイナスに作用することは少ないです。
なんとなく就職活動を先延ばしにしている場合は「やる気がない」と受け取られますが、理由があってのことならば自信を持って挽回していきましょう。
大学4年7月で就活を何もしてない23卒ができる対策
大学4年生の7月となると採用を終了する企業も出てきますが、まだまだチャンスはあります。
とはいえ、徐々に求人数が尻すぼみになるのは確かなので、効率的に就職活動を進めるためにできる新卒向けの対策を3つ紹介します。
早くはじめるほどチャンスは増えるので、すぐに取り掛かってみてください。
就活エージェントに登録する
限られた時間のなかで効率的に就職活動を進めるなら、まずは完全無料で就活支援を受けられる就活エージェントに登録しましょう。
志望業界や職種が合っていない、自己分析ができていない、選考対策ができていないなど内定が取れない理由は人それぞれですし、原因によって必要な対策も異なります。
就活エージェントでは一人ひとりに専属のキャリアアドバイザーがつき、個別面談をしながら就職活動のアドバイスや特徴を踏まえた求人の紹介などのサポートをしてくれます。
ただし、なかには自社の利益を優先して企業を紹介する悪徳エージェントも存在するので、口コミや実績を確認して慎重に選びましょう。
スカウトサイトに登録する
企業側からスカウトを受け取れる「OfferBox」「キミスカ」「ABABA」などのスカウトサイトも活用してみましょう。
就活生が自己PRなどのプロフィールを登録し、それを見て興味を持った企業からメッセージが届くシステムです。
条件で絞って一斉に送信する就活サイトのDMとは異なり、採用担当者が就活生一人ひとりのプロフィールを確認して送っているので、企業の求める人物像の条件を最低限は満たしていることになります。
それまで興味を持っていなかった業界からスカウトを受けることもあり、視野を広げるきっかけにもなるでしょう。
選考対策を利用する
さまざまな選考対策のサービスが就活生に無料で提供されているので、ぜひ活用しましょう。
就活エージェントでの個別対策に加え、就活ナビサイトや大学のキャリアセンター、自治体などでセミナーやイベントを実施しているケースもあり、複数名が合同でおこなうことでほかの就活生の様子が参考にもなります。
このほかにもLINEで手軽にイベントや就活情報を得られるサービス「digmee(現CLUTCH)」では、フィードバッグを受けられるGD(グループディスカッション)対策が提供されています。
練習の場でできないことが本番の面接でできることはないので、まずは模擬面接や模擬GDに参加して経験値を積みましょう。
7月から利用するのにおすすめの就活エージェント
「なかなか内定を獲得できない…」「とりあえず内定を持っておきたい!」という人は無料のエージェントサービスを利用しましょう。
就活エージェントサービスの基本的な特徴は以下のとおりです。
・ES(エントリシート)の添削
・履歴書の添削
・企業紹介
・面接対策

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参加している企業はプライム上場企業からベンチャー企業まで参加しており、合同説明会その場で内定をもらえる可能性もあります。
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また厳しい基準でブラック企業の紹介をしてないのが特徴です。UZUZでは、実際に企業に訪問して、労働環境や教育体制などをチェックしています。

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就活が終わらない!内定なしの7月に見直すべきこと
就職活動を続けているのに内定が出ないのであれば、就活の方法になにかしら問題があるはずです。
そのまま闇雲に続けるのではなく、一旦立ち止まって振り返ってみましょう。
見直すべきポイントを3つ紹介するので、それぞれに問題がないか考えてみてください。
就活の軸
就職活動の序盤で「就活の軸」を定めているはずですが、定期的な見直しをしていないなら一度考え直してみましょう。
ぶれてばかりいては軸の意味がありませんが、就職活動を進めるなかでさまざまな企業や仕事について知り、視野が広がって考え方が変わるのは自然なことです。
また、軸と定めている内容が高望みすぎると、該当する企業が絞られて可能性を狭めることにもなります。
本当に譲れない内容なのか、自分が大切にしたいことはなにか、あらためて考えてみましょう。
志望業界・志望職種
志望業界や志望職種は自分に合っているか見直してみましょう。
とくに、最初から興味のある業界・職種に絞っている人は要注意です。
一般消費者と直接関わりがなく就活生の認知度が低い企業のなかに自分に合った仕事が隠れている可能性もあるので、知らないからと言って就職先の候補から外してしまうのは非常にもったいないです。
就活ナビサイトで検索したことのない業種を見たり就活エージェントに相談したりして、あらためてさまざまな業種・職種を探してみてください。
就活のマナー
基本的なマナーができていなくて悪い印象を持たれると、いくら志望動機や自己PRを完璧に作り込んでも挽回するのは難しいです。
極端ではありますが、シワだらけのスーツに汚れた革靴、ネクタイはゆるんでいて寝癖頭、椅子にもたれてだらしなく座って敬語を使わず話す人は信用されません。
「メラビアンの法則」によると、人の印象の55%は視覚情報(身だしなみ・振る舞い)、38%は聴覚情報(声のトーン・話し方)で決まると言われており、言語情報(話している内容そのもの)は7%しかないのです。
マナーは意識次第で直せる部分なので、自分で判断できないのであれば周りの人に見てもらって、問題点があればすぐに改善しましょう。
6月までに内定なしの就活生が7月から意識すること
6月までに内定獲得できていない場合、その後就職活動に取り組むうえで気持ちを維持することが徐々に難しくなっていきます。
そこで、意識して欲しいことを3つ紹介します。
気持ちを切り替えるのは簡単ではありませんが、まずは無理にでも頭で考えてみてください。
周りと比較して焦らない
7月には内定を獲得して就職活動を終えている人も多く、内定がない人が周りを見て焦ってしまうのは自然なことです。
だからといって内定をもらうことばかりを考えてしまうと、冷静に考えることができずに本当に自分に合う企業なのか正しく判断ができなくなります。
内定をもらったからと深く考えずに入社を決め、結局「なんか違った」と早々に辞めてしまっては意味がありません。
内定をもらうことではなく卒業後の人生を充実させることを就職活動のゴールと考えれば、周りの就活生は誰もまだゴールにたどり着いていないので安心してください。
諦めない
就職活動に疲れると「内定がもらえればどこでもいいや」と諦めてしまうことがあります。
その結果離職率の高いブラック企業に入社してしまったり、正社員ではなく契約社員やフリーターになったりして、いずれ就職活動をやり直すことになるでしょう。
就職活動の成功は早く終えることではなく、自分に合う企業や仕事に出会うことです。
就職活動をしている期間はその後の長い人生のなかで考えればほんの一部なので、納得がいくまで諦めずにやり切りましょう。
たまには就活から離れてリフレッシュしてみる
長期間就職活動を続けていると、だんだん追い込まれて気持ちが暗くなっていくこともあります。
焦りや不安が面接で出てしまうと、ネガティブな印象を持たれて内定にはつながらず、またさらに追い込まれて悪循環です。
疲れたと感じたら思い切って少し就職活動から離れて、リフレッシュしてみましょう。
自分の好きなことをするのが一番ですが、家にこもるよりは少し遠出してみたり友達と会って思いっきり笑ったりするほうが、気持ちがすっきりするのでおすすめです。
7月からでも挽回できる!就活サービスを有効活用しよう
7月からでも希望の企業に入社を決めるチャンスはまだまだあります。
挽回するために重要なのは、コツを理解して効率的に就職活動を進めていくことです。
無料で活用できるサービスを有効利用しながら自分に合う企業に出会い、充実した人生を送りましょう。
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